シンタックホーム 菅野照夫
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2008年07月25日

「伝統工法」とは地震体験の積み重ね工法である

7月24日、産経新聞記事から・・・・・

<<<【東北地震】震度6強、でも被害が少なかった理由は?>>>


最大震度6強、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・2。24日未明に発生した岩手県沿岸北部の地震は、広範囲で強い揺れが観測されたが、全半壊などの家屋の大きな被害は確認されなかった。

 筑波大の八木勇治准教授の解析によると、地震エネルギーを示すモーメントマグニチュード(Mw)は阪神大震災(平成7年)と同じ6・9。阪神では6400人以上の犠牲者の約8割は倒壊した家屋や家具の下敷きになった。この違いは、地震波の特性によるものだという。



東大総合防災研究情報センターの古村孝志教授によると、一般に周期の短い地震波は小さな構造物を激しく揺らし、周期が長い地震波は大きな構造物をゆっくりと揺さぶる。阪神大震災では、木造家屋などの被害に強く影響する周期1〜2秒の地震波(キラーパルス)が強かった。

 今回は、周期が0・1〜0・2秒の短周期地震動が強く、キラーパルスがほとんど含まれていないことが、古村教授らの解析で分かった。プレート(岩板)の内部で起きる

地震は、短周期の地震波が強く出るという。メカニズムは異なるが、6月14日の岩手・宮城内陸地震も、キラーパルスは弱かった。

 一方、岩手県洋野町や青森県八戸市の人たちは、被害が軽微だった背景に、耐震性の高い住宅が多かったことや、防災意識の高さがあるという



「古い家は自分たちで山の木を切り出して建てたものが多い。都市部で建てる普通の家の3〜4倍の太さの柱やはりを使っている」と、洋野町種市の測量設計事務所社長、酒井義隆社長(51)。別の建築士は「古い大工は柱と土台、金属の留め具を使わずに柱と梁(はり)を組む。異物を使わない分、揺れを吸収しやすいのではないか」と分析した。

 八戸市の無職女性(70)は「戸棚は引き戸のものを選び、茶碗(ちゃわん)などが飛び出さないようにしている。ここは地震が多いから、古い人はみんな防災意識が高い」と話した。

 同市周辺は平成6年12月の「三陸はるか沖地震」をはじめ、多くの震災を経験してきた。青森県が昨年度から行っている耐震診断員の派遣事業で、八戸は真っ先に参加を訴えた自治体のひとつ。同市建築指導課の大原満課長は「住民も市も震災対策に対する意識は高い」と語った。

と記事が。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



このように地方でくらし住民にとって、なぜあの建物が倒れなかったかが一番の説得力である。

それはただ単に技術力が良かったもありますが、その建物に携わった棟梁の力量を評価したからであり、そのような事実を目の当たりにした方々が我々「大工」を支えてきたのであり、一棟も建てた事のない「えせ研究者」が、建物欠陥を指摘しても、それは嫉妬以外の何者でもないのではないでしょうか。

今後3年間かけ、急ごしらえの「伝統工法」を再評価する国土交通省の委員会が開かれるのですが、どんな難しい「研究語」をならべるより、昔から「百聞一見にしかず」は一番の説得力があるではないのか。


30年前現場のつくり方を知らない工業高校の建築教師の方が何だかんだといって建てられた「伝統的工法」(国が強制的に仕口・継ぎ手などオール金物で固めた建物などは悲惨な結果)建物が平成15年5月「三陸南地震」のときに全壊しました。

またその直ぐ隣に建っていた「大手プレハブメーカー」の近代工法を屈指し、関東大震災の7倍の強度があると言う「T大教授」のお墨付きの宣伝建物も同様に全壊した。いかに国が東京標準で、全国どこにでも当てはまる「法律」を作っても、それは全国民にとっては不幸以外の何もでもなく、それでも儲かるのは大型戦車のような「大手ハウスメーカー」の応援のためとしか思いないのである。国行っていることは詐欺商売が遣りやすくして、地方の大工らを疲弊させるためとしか思いないのである。


―写真― 1=今回の地震震度 2〜5=H15.5月「三陸南地震」全壊建物2棟


posted by kanno at 05:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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