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2010年08月29日

世の中は「面白く・可笑しい」

27日付「下山眞司氏ブログ」『建築をめぐる話・・・・・つくることの原点を考える』http://blog.goo.ne.jp/gooogami/e/765469f392c5bcd72be945bdd4e6a3fa
「ケンプラッツのニュース」が、昨年「長期優良住宅2棟倒壊の真相」なることを掲載。http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20100826/543027/

下山眞司氏ブログ・記事コピー

註 今朝のケンプラッツのニュースによると(下記)、
昨年の秋の実験で
想定外の倒壊をしてしまった長期優良住宅実物実験の報告が出されたそうです。
映像では、強度の弱い方の試験体は倒れていなかった、と私には見えましたが、
実験主体の見解では、あのときの試験体は、「2棟とも倒壊」、ということにしたようです。
その理由(言い訳)を2000頁におよぶ報告書で書いてあるとのこと。
実際の震災の際にも、倒壊か否かの判断に迷って、時間がかかるのでしょうね。・・・・・・


0829-1.jpg 2008年伝統構法振動実験1

国交省が渋々「情報公開請求」によって明らかになったとの事。
また、凄いのは報告書、内容が「2000ページ」にも及ぶというのだから「面白い」
「超頭脳優秀プロジュクトチーム
」だろうから、仮に20人で纏めたとしても、1人100ページ凄いです。

ケンプラッツ記事・15人の方のコメントの中に
(1件)
『ムズイ理論は???だ。
しかし、倒れてしまっては、人命は守れないのでは?
倒壊した、しない、が問題では無く、
人命の安全が確保できたのか?が問題だ!』・・・・・・・と
コメント

確かに、「数値」それも絶対安全という数値は、現在は無いに等しいと思う。
計算通りの建物倒壊、それほど固めないない建物は倒壊しなかった。
素人が見ても残る方に軍配を上げるのは当然。


金物補強は、作られた時のみで、時間と共に「木と金」の相性が悪いので、10年経たら
結露等で木材がかなり「腐食」され、初期計算通りの耐力を保てるはずが無いのです。
その時に巨大地震が来たら安全だったと誰が認めるのかと考えると、現在の法律は、
大量供給者の言い訳のためにしか役立っていないと言っても過言ではないのです。

今から10年ほど前、増築工事での経験、建てられて4~5年の主屋の1部を解体したら
「米松」の「桁・梁」構造材に取り付けられた「補強金物」が全て錆びているではないの

これは「海に漬けた材」だと解った。
0829-2.jpg 2008年伝統構法振動実験2

公庫仕様の「ボルト・座金」等白く腐食、もちろん筋交いを止めた釘なども腐食が
始まっているではないの。


施主への説明は元請の仕事、元請にだけは報告したが、果たして「施主」の耳に
入ったかは不明、恐らく余計なことだと会社は対応していないと思う。

「学者・研究者」は金物補強したから大丈夫と言うのは、現場を知らないし
もちろん「木」の性質のことも本当は知らないと思うのは自分だけだろうか。

このように現場を多く体験していると、構造体の組み方、仕様金物のこと。
金物の無い時代のこと、100年前の建て方など多くが勉強になるものだ。

どんな分厚い報告書も大事だが、安心する「つくり手」との対話を重ねて建てるのが
本来の住まいつくりではないのか。
何か事が起きると「訴訟」なんていうのは無知を世の中にさらしてどんな得があるのか。

現在の住まいつくりの大半は「広告」に踊らされ、詐欺に掛かった時の為に法律が有効で、
このような実験報告などは、最高の条件化で行なわれていることも気づくべきある。

先人は建てる時には「無駄」と思っても時間と共に「底光り」の出る建物を作れが、大きな教えであった

0829-3.jpg 2008年伝統構法振動実験3

posted by kanno at 07:37| 岩手 ☁| Comment(0) | ■ 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

「激甚災害」とは

今朝の「岩手日報記事」 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100828_3

天災に遭った「人々」に手を差し伸べるは「国」ではないのかと思うが如何なものか。

2月末、「南米チリ津波」被害、津波によって「三陸地域」の漁業者大きな損害を被った。
いち早く、被災地には国会議員・県会議員・地元議員などが現地を訪れ、一個人、個人に
任せておく業態ではないと判断してくれた。・・・・・・・・アリガタ駆ったものです。
そして「激甚災害」の指定まで取り付けてくれた。
天仰いで途方にくれていた漁民は「ほっ」と安堵の胸を撫で下ろした。・・・・・・・・・・

時間が経ちに従い「激甚災害指定」とは国民のためではなく、事細かな決まりがあって
助ける所か、「規則」の肝心ガラメに縛られ、県とか市とかの被害には大儀名文で被害
補助はできるが、個々の国民の生活手段の仕事までは「無理」だと言うことがわかり、
国の援助は当てには出来なくなったのです。

現在、雲の上では「陣取り合戦」が始まったが、この方々は誰に選ばれているのか、
「国民の生活の事」をするべき方々が、口から泡をとばしての無様にはあきれる。

しなきゃならないことは棚に上げて、「理屈と揚げ足」で、御山の大将を担ぎ出そうと
毎日一生懸命なのが実態。誰のための政治なのか、語ることは3人前でも、
この約700人あまりの方々は一体なんの、誰の為に政治を行なっているのか。

『目線』がない。・・・・・・・・・・哀れだ。1人で良い「纏める」方が出て欲しい混乱した国を。
治めるのは、強い武将「リーダーシップ」の方が欲しい。

「国民生活第一」を掲げた政権を期待したのに、選挙民は一体何時から傍観者にされたのだ。
毎日炎天下で働く大半の国民はどうすりゃ良いのよ。

誰のための「激甚災害指定」なのだ。・・・・・・・・海産物生産が無ければ都市住む方々に
は輸入品だけでこの国は持つのか。

定年退職者が益々増え、近所の空き農地を借りて細々と、畑つくりして「健康」と
「無農薬」野菜をつくりしている方々にはどうすりゃ善いのよ。

退職者は海に参加して「養殖業」などは無理なのに、半分腰を曲げた高齢者が
慣れた仕事だから行なっているが、後10年経ったら地域漁業者はいなくなる。

10年も見通せない、治世者は自分さい良ければ良いのなら、この先「末法の世界」
指を噛んで待つのか。

国民が働いた「税金・年金」を食いつぶして、ツケはこれから生まれる世代にイラナイ
お土産として残しのか。

何でも国民のためではなく、「政治家・官僚・公務員」だけの為の政治とは一体なんだと
問いたい。

政治家・官僚・公務員」は己等で、第一次産業を維持してもらいたいものだ。
国民を生かした「激甚災害指定」の中味を考えなおして欲しいものだ。

国民の皆様、「天災」を被ったら、「政治家・官僚」は当てに出来ないと言うことを知るべき。「与党・野党」もいらない。お山の大将が決まったら「総選挙」だ。役に立たない方を皆で、「あの世に送ろう」それしか手が無い。
posted by kanno at 11:05| 岩手 ☁| Comment(0) | ■ 気仙の辺辺(あたりほとり) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

乾坤一擲 (けんこんいってき)

昨日トウトウこの時がきました。・・・・・・・・・乾坤一擲の「大博打」の芝居がスタート。
hakkekato.gif

前政権時は「副」として昼寝ばかりしていた「狐」が、イナクなるの話を聞いたら
「狐耳」を立てて直ぐに手を上げ、何の働きもせずに「裸山」の頂上に登り詰め、
政権奪取の「膏薬」(公約)をヒックリ返し大きな戦いに挑んだが、コロコロ変えた
「狐・根性」丸出しで勝負に負けた。・・・・・当たり前だ。・・・・・・民を舐めている。

「マニフェスト」を自己流に変えたら民が怒るのは当然である。

この「円高・株安」をどう考えるのか、自己の保身のみで「新人議員」を誑かし、
世界と国内の事も考えず「くにの中核」がこんな無様では、皆ツケの全ての民が
背負うようでは政権党を辞めて「仲良し」グループの世界に行ったほうが増しだよ。

イラナイ。イラナイ。イラナイ。

今度は「夜狐」と「ツキノワ熊」の相撲か。・・・・・・・大きさ勝負ではデカイ方が有利。
総選挙での約束「民のくらしが第一」の「マニフェスト」に戻れよ。
ましては、一番肝心な「台所」をシッカリして貰うはないと、床の間の前の座布団に
座って待っているんだったら、畑でも附くって耕して待っていなよ。

自然界の動物よりも・・・・・・・ナガタマチの山はどうなっているのか。

簡単に「正論」並べるマスコミの馬鹿騒ぎばかりに眼が行く、「地デジ・新聞」の
大見出し、商店が出し広告と同じ「三流報道」にもヘキヘキする。
如何に自分等が正しい報道をしていると言う鵜の惚れ報道、これを見極めようと
考えて入るうちに、次から次と新着報道、まともに考える時間もない。

乾坤一擲・・・・・「夜狐」と「ツキノワ熊」の相撲・・・・ドッチ勝手も果たして???
hakkekato.gif
出典:全唐詩
   ・竜疲れ虎困じて川原に割ち
   ・億万の蒼生、性命を存す
   ・誰か君王に馬首を回らすを勧めて
   ・真に一擲を成して乾坤を賭せん

しかし、キツネのこと、カナラズ「落とし穴」を作って待っていると見て間違いが無い。
キツネに化かされる可能性は大、クマも慎重だが、「ハチミチ」にし極く弱いのが欠点。
まして大勢の子ずれるなるとどの子かが必ず引っ掛かるのは「自然界」。

本当に民を考える方が「トップ」になって頂きたいもんだ。

「乾坤」は八卦が原点。『当るも八卦・当らないのが八卦』

posted by kanno at 08:03| 岩手 ☁| Comment(0) | 節・節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

日本人は「国土が供給できる資源の7倍消費」

今朝(26日)の朝刊、・・・・・・・・初めて聞く言葉「エコロジカルフットプリント」
調べるとチャントした組織団体があるんだね。・・・・・・・初めて知りました。
http://www.ecofoot.jp/what/index.html

220826.JPG

フリー百科辞典 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88

>>エコロジカル・フットプリント(ecological footprint:EF)
とは、(「環境・負荷・資源」一人当たり生活、陸地・水域面積―地球が)

地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される[2]。以下では、略語EFの表記を用いる。<<

この地球の資源は無限ではなく、有限だということです。
日本人は国土が供給できる7倍を消費している。世界の人々が日本と同じに生活すると
地球が「2.3個」必要であると、新聞記事が書いている。

「日本人の生活、地球に負担大」と警告している。

フリー百科辞典による  「批判と限界」

EFを用いたアプローチは、様々な理由に基づき批判を浴びてきた。良く取り上げられるのは1999年に公表された初期の批評である[21]。2008年5月に欧州委員会環境総局へ答申された報告書には、これまでのEFに対する評価の中で、最新の独立した評価が記載されている[16]。 これまで提示されたEFへの批判とそれに対する反論については、次のようなものがある。

論点1
(批評)EF計算は不完全で不正確である。
(反論)確かにその通りであり、全ての人間活動を計上したものではない。しかしながら、人間活動による影響を内輪で見積もり、少なくとも計算された大きさの影響が生じていることを示している。生物生産力と比較して、オーバーシュートしていることが判明した場合に、警告を与える指標としては十分に有用である。

論点2
(批評)生物生産力は技術革新で向上させることができ、環境収容力も向上させることができるのではないか。
(反論)EFは生物生産力の変化を表す指標ではない。EFは分析時点での環境への負荷を示す指標である。技術革新自体は有用であるが、技術の発展した国(表3.高所得国)とそうではない国々を比較するとわかるように、技術の発展は個人あたりのEFを増加させる傾向がある。

論点3
(批評)異なる土地形態の合算は、土地利用の代替性を前提としているが、成り立たない。
(反論)EFは情報を集約した指標の一つである。そういった指標の構成要素は、必ずしも交換可能である必要が無い。

論点4
(批評)特定の国・地域でオーバーシュートが起きているとしても、貿易で補っているので問題は無い。また、特定の国・地域では、自給自足できるほどの生物生産力を元々持っていない。
(反論)貿易自体を否定するものではない。全世界的な生物生産力の再配分を考えたとき、局地的な過剰消費について再考を求める指標として、EFは有用である。EFがオーバーシュート状態であると言うことは、自然資本の消耗を意味する。したがって、地球全体でのオーバーシュートは解消されなければならない。

論点5
(批評)化石燃料のEFを、二酸化炭素吸収地として示すのは不適切ではないか? 相当する量のバイオマス燃料生産に必要な面積や、相当するエネルギー量のバイオマス再生産に必要な面積で表すべきではないか?
(反論)3種類の面積の計算では、二酸化炭素吸収地が最小になるため、これを採用している[24]。



posted by kanno at 06:35| 岩手 ☁| Comment(0) | 節・節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月25日

現代棟梁 田中文男

0825-1.jpg表紙

INAXギャラリー出版が1998年初版を世にだした。・・・・・・・歳は60代半ば頃
現在は第二版3刷・・・・まで増刷、世に出まわっている。果たして読んでいる大工は何人??
80数ページ〜本体定価1800.―税別、「大工世界」を書いた本でこんなに売れている
本はないと思う。

0825-2.jpg裏紙

先日インターネット誌「ケンプラッツ」08月19日号では「規格外・宮大工」と言う
何方がつけたのか話題になっているが、果たして現場を知りえて書いたとも思わない。

我々には「超越大工」が当てはまるのではないか。大工道を越えた大工である。

0825-3.jpg目次


「大工の道」を色々と本に書いているが、住宅から宮大工、歴史ある民家などの修復・復元、最後は古代建物の復元で、佐賀県「吉野ヶ里遺跡」高床建物の復元と、常に一つの事に拘らず、与えられたテーマを研究、木造建物の奥義を追求した姿勢が
「現代棟梁」と名を知らしめたのではないかと思う。
木造建築は多岐多様な分野があり、そのテーマに向かって挑戦した証が、この様な本として纏められたと考える。
それが今我々に生きていく指針になり、大工を「志」若者へ乗り越えて来いと言っているのだと思う。

0825-5.jpg中世代、職人世界

8月9日の「訃報」後、この「ブログ」で触りを書いているが、田中棟梁の足跡を知れば知るほど、大工の奥義が見えてくるようです。
我々の世界では自己中心が9割以上で、冷静に他人の背中を見られる方は
100人中10人とはいないと確信する。
(欠点を拾うことに皆、熱心である。裏を返せば自分の仕事も相見られているに気がつかない。)

よく古民家や新築建物など見学に行くと、古民家構造を自己流で解説する方が大半、新築建物などに行くと
一番嫌がる「隅」を批評する方も大半です。建物仕事見学は「空間」
処理をどの様に処理したかではなく、柱の隅から45度の留めがずれているとか、
たわいない所しか口に出しのは、この辺り視覚しかないと直ぐに判断できるものです。

0825-4.jpg中世代、職人世界仕組みの解説

もちろん「研究者」なども「自己中」は酷く、何故か権威丸出しの研究者が多い。
田中棟梁は「おいと」誰かをそれと呼んだが、やはり権威を肩にかけている連中には容赦なく呼んだ。
確かに「頭脳優秀」と言っても、口先で他人を舐めて掛かる方にボロクソであり、
それほど「研究と実践」に没頭した真剣さの表れであったと考える。

木造建物を追求しだしと、遠い道を歩く以上に長く曲がりくねった道を行くが如しであり、ゴールは果てしないものだと思う。
其の最後は「伝統構法」をボロクソニした大学研究者の詭弁を現場人として覆い尽くせなかったのは「無念」であったと考える。
しかし「先人」が残した色々な分野を現場人は追求せよと、この「現代棟梁 田中文男」本に裏を返せば語り掛けているのではないのか。


posted by kanno at 08:01| 岩手 ☁| Comment(0) | ■ 伝統構法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

「自由水・結合水」てなあに?

四年前に伐採した「桧」を置き場に放置していたら、幹の外側部分の
白太部分が完全に腐食した状態、薪にしようと鉞で割ってみました。(写真)

0824-1.jpg放置材の時間経過

木材の中の水分は自由水と結合水に分けられます。
外皮側の白太部分は成長に欠かせない「水」移動作用する部分であり。
「自由水」部分である。木材の細胞内腔や細胞壁の間隙に液状で存在する
水分また保水構造のため、常に「水」を欲しがる。

年輪でも「赤身」がかった所は、非結晶領域の強制物質と水素結合した
水分自由水が無くなり、結合水のみになった状態のときの含水率が繊維飽和点
「結合水」いわれます。

白太部分の材料を使う場合は、建物の高い乾燥場所使用し、湿気等の発生する
所は避けて、赤身を部分使用したほうが良く、乾燥材であっても地表に近いところや
風通しの悪い場所などに使用すべきではないのです。

研究者は完全乾燥なら構わないといいますが、現場見ていない研究者の話などは
鵜呑みにするべきではないのです。
最後のツケは「住まい手」の責任と逃げられます。また完全乾燥など木製品は
人間では「ミイラ」であり、「吸湿作用」まで亡くなってしまうのは誰も言いません。

大手ハウスメーカーは現在盛んに「本当の木の家」などと宣伝していますが、
欠陥を恐れるあまり、木材産地などには大きな縛りをもって15%以下の材を
使っているが、ホドント「吸湿作用」がなく、広告に踊らされる現在の住宅情報は
住まい手が信用するのは、「住まい手」の勝手だということになっている。

確かに「吸湿作用」が無い木材は「変形」はありえない。だって繊維を殺せば
もう「木」ではなく、「化学建材」と同じであると考えるべきです。

「自由水・結合水」は生きた「木」であるという証拠です。

posted by kanno at 10:44| 岩手 ☀| Comment(0) | ■ 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

猛烈に暑い熱い毎日

<<<「グラフ」0822−07231日の温度・07〜08月>>>

220822.png大船渡測候所22日1日の気温

昨日22日、先月23日に次いで気温35度を越えました。

もう「天」が狂ったとしか言いようがない。・・・・・・・超馬鹿天気ではないのか。

異常気象である。扇風機3台も4台もフル稼働、もうソロソロ過熱でモーターがダウンか?

からだの方は慣れもあるがさすがに「身」の置き所がない。

水辺の「日陰」しか行き所がない。・・・・・・・あつい〜あつい。

電気を利用する「エアコン」など1年の内精々1ヶ月が良い所。

そのために設備するまでもないのが我々の住む所なのに、暑さを同の様にくらしかが課題

220800.png8月の最高・最低気温


先人の家つくりは「深い軒」つくりが大きな影を作るのは最も正しい「くらし」です。

不燃材の外壁(石に近い)材料はこの温度で変形や、表面の塗装の剥離などが考えられるが

この業界で仕事をされて方は、今後この高温で仕事がワンサカ出るだろうと思う。

220700.png7月の気温

「軒が無い住宅」などは悲惨というしか言いようがない。


雨風、直射日光、いくら壁の中に「断熱材」が入っていても、この高温で壁の中で悲鳴を

あげていると言っても可笑しくない。

欲張って敷地、目一杯に建てる後始末のつけは、全部住まい手の負担、設計者に唆され

施工会社の「安い」に飛びつきその結果、異常気象には大きな負担となるのは自業自得では

ないのか。どの様な「建材」でも自然素材を越える「製品」は無いのを知るべきであり、

国が奨励するものに迂闊に乗るは保障など無いのも知るべき、全てツケは住まい手に

来るのを考えるべきである。
0220723.png7月23日1日の気温

「高温多湿」は昔からのわが国の現象であるは今後も変らない訳だから、「国産材」を

活用した住まいつくりは「地方の活性化」でもあり、高度な学問研究者が言うことに

惑わされるべきではなく、高々「研究者」というだけ鵜呑みする危険は現在までも

何度もあり、詐欺師と結託した報告などに何度も翻弄された来たのを知るは大事ではないのか。


posted by kanno at 10:11| 岩手 ☀| Comment(0) | 節・節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

くらしの文化財「5軒長屋」

「名古屋市東区」界隈に「文化のみち」と懐けた明治以降の建物が公開されているので
数人で見学、途中にこれは生活というか「くらしの文化財・5軒長屋」が残っていました。

0822-1.jpg

高さも普通民家よりは低く、1階天井は2階床の下ぎりぎりであったと想像する。
戦後の高度成長の原型がこの建物にあったと思うのです。

外観からは何時頃の年代化読み取ることが出来ないが、最初から住んでいるとは考えられないが、恐らく多くの家族を見守った部屋ではないかと思う。作られた当初の外建具などは、戸々に住む方々で、更新してきたと読み取れる。

1階屋根の上に置かれた「エアコン機」などもバラバラのメーカーである。当初から木製建具・格子などが見受けられるが、建てられた当時ではないかと思う。

勝手に想像すると、柱は13.2尺より少し長めの14尺ではないのか考えるが。?

現在のように規格材ではない時代木材の長さも、色々であったと想像するが、このような建物にも建て方の時代性があるわけだから、名建築のみ「日の目があたる」が、芝居セットでもある前にこのような「くらしの文化財」も保存し、往時の「つくり・くらし」も次世代に向け保存しても良いのではなかろうか。・・・・・・・・勝手に思う。

0822-2.jpg

通り過ぎて振り返ると、妻壁部分の大きいこと、道路面と反対側が果たしてどの様な形になっているか、歩きながら想像した。荒めの「櫛の歯」の間取りだと思うが、自分の住まいを持たない方々にとっても、夫婦・家族が住む「1国1城」のある主となって、明日を考え日々の営みを励んだであろう。

恐らくこの「間取り」の狭さが、工夫へのヒントが数限りなく考えられ。大きな部屋や家に住むと、何でも当たり前になるが、このような「長屋」で住むと、広い部屋・大きな家の望みが湧くのも理解できるものです。

現在の住まいは変な意味で、この長屋よりも劣悪な「閉じこもり症候群」を多く生む設計者にも「住む原点」を知らずに「変な夢」みたい建物ばかり設計せずに、「立って半畳(繁盛)寝て1畳」人間スケールの知るべきではなかろうか。見学しながら思った。


posted by kanno at 07:21| 岩手 ☀| Comment(0) | ■ 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月21日

棟梁田中文男格言集―1

0821-1.jpg40冊1箱
本棚に収納せず机の脇に保管

「1982年9月〜1992年9月」までの10年間、「普請研究会」の活動報告
報告書40冊を残している。・・・・・・・・・全40巻を読んで仕事の「糧」にと戴いた。

1993年1月28日「東京大学教授・内田祥哉」先生が日本建築学会会長就任
パーテーの席上39号「大工・田中文男」を渡され読んだ。

0821-2.jpg中味凄く濃いので、大工を志方々が読んだら「其の通り」だと思う。

その33ページ、「ものつくり者への格言」

●「人と物と金と時間と己」との戦かい
最初は人だ―オーナーは共感のもてる人がいい・・・・・・・・・壱番先


●考える人は「粋な人・渋みのある人、艶っぽい人」がいい・・・・・・・・・弐番

●まとめる人が大事だ。・・・・・・・・・参番


この参訓がないと無理。

そして最後に作る人ってのがあります。

これはわかりやすく言えば職人です。


これは非常に範囲も広く数も多いのに、少なくなった、いい職人がいなくなったって言われている。

今の世のなか、何でも職人のせいにするんだな、建築の質が悪いのは、職人の質がおちたんだって。でも職人が悪くなったのはね、まわりに悪くさせられたのよ。さっき言った頼む人や考える人やまとめる人が悪いのよ。
まともにやっていたところには、いい職人が育っています。だけど物を作る人に「消費は美徳だ」なんてこと教えちゃうと、いい職人は育たない。

0821-3.jpg目次です。

大体、・・・・・『職人は馬鹿でできず、利口できず、中途半端でなおできず』

職人が足りないから学校でつくるうかなんて馬鹿にしてるよ、大体。・・・・・・激文がまだまだ続く。



posted by kanno at 06:28| 岩手 ☀| Comment(0) | ■ 伝統構法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

大文覚書―1・・・・他

月遅れのお盆を眼の前にした。9日「肺がん」のため亡くなられた。
大先輩・先人「田中文男棟梁」が平成20年に発刊した。
題名「大文覚書―1」(非売品)270数ページをお盆期間中に読んだ。
とても読み終えるところではない。
(大文=大工・文男を略して呼んでいたと本人も本の中で書いている)

0818-1.jpg

副題―東関東の近世民家架構の変遷・・・・・・・・田中文男

学者研究者以上の参考書でもある。それとは直接建物に携わり、解体・復元の
実践本でもある。大工として、建物写真だけではなく「架構」の詳細、柱1本1本の
4面にどの様な刻まれた跡までの微々細細まで「図面化」している。とても1人では
膨大すぎる量です。本の作成に携わった「宮沢智士元長岡造形大学教授」など、
あとがきには、携わった多くの関係者の名が掲載されている。

0818-3.jpg

また、2000年3月、月刊誌「住宅建築」300号発刊記念にも特集
「田中文男の“いま”」八題などが詳細に紹介されている。・・・・・・・(続く)

0818-2.jpg


0818-4.jpg
posted by kanno at 08:14| 岩手 ☀| Comment(0) | ■ 伝統構法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
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