シンタックホーム 菅野照夫
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2008年07月31日

隠れた「名水・釜の口」

2月頭に伐採の杉の長材をトラック搬出のため気仙杉の生える、わが気仙町内の里山に隠れた「名水・釜の口」があるのを聞いてはいたが、1度も行ったことがなかったのです。
林道の途中、車のUターンをする場所直ぐ側にありました。
車をおり、鬱そうと茂る木立の中を歩いて十数歩の山の丁度窪地の部分、水の神を祭る「水神様」の下に蟹股状の岩の間から滾々と沸いていました。本当に綺麗な湧き水、手をいれて見るととても冷たいです。



側には、コップなども疎なえてあり「水神様」に手を合わせ、まずは飲んでみることにした。
早朝だったので、空腹の中で飲む水はまた格別に美味しいこと、特に昨夜は少し飲みすぎたことでもあり、本当に胃袋は待っていましたと言わんばかりに入りました。
美味しい、ほんとに旨い水ですした。



人の話は瞬く間に広がるもので、隣町の気仙沼などからわざわざ汲みに来る方があると、直ぐ側で牛を飼っている方が、言っていた。好きな人は何処にもいるもですねえ。
塩素などで「浄化」した公共上水道とは全然違うのです。山の栄養が済みこんだ味は独特なものがあり、病み付きの方には答えられないのがわかります。

こうして公開するとワンサカ来るので、マニアだけにして貰えたいです。
なぜかというと搬出などで、大きなトラックなどが林道を塞いでいることもあり、すれ違いする場所がありませんのであしからず。・・・・・・・・・・・・・・・生き物には「水」ないと1日たりとも生きられません。

尚、なぜ「釜の口」かはわかりません。写真とおり「竈の口」に似ているからかも知れません。





2008年07月30日

消える「そば丸」

古民家を見学途中おいしいそば屋があるというのでお昼によりました。
場所、山梨県甲州市塩山三日市場2512 笛吹川温泉敷地内
純手打ち蕎麦 『そば丸』です。しかし秋には閉店せざる得ない事情と聞きました。



予約して早めについたのですが、店の外に予約客が一杯待っていました。
どれくらい待つか、今食べているお客が食べ終わらないうちは入れないのです。
待つは待つは、40数分は言うに超えて待ました。



待ち時間をジーとしているのは勿体ないので「そばつくり」をガラス越しに見学、超薄いそばを何度も引き伸ばしてはまた引き伸ばしの繰り返し、本当に薄く延ばしていました。

建物は神奈川県から移築民家だとも聴きました。店の中は大部分店にするため改装している見えたのです。材の割れの酷さから米松材が多く使われたようです。



ようやく炎天下から中へ、若い店員さんが前のお客さんが食べ終えたのも片つける暇もないくらい、お客さんが待っていたのです。とにかく皆暑いので直ぐビールに手をつけて喉を潤している内にもう出来てきました。やはり細いです。あれ位伸ばしのがすごいと思ったがやはり職人さんです。

辛味大根の薬味での味はなんとも言いない美味しいざる蕎麦でした。





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2008年07月29日

決議文―『このままでは伝統構法の家はつくれない』

http://kino-ie.net/act_014ex.html

下の写真、決議文を読んでる所「クリック」すると決議文が現れます。

2008.7.12公開フォーラム 『このままでは伝統構法の家はつくれない』決議文

失ってはいけないもの
つないでゆきたいもの


 今、私たちが先人から受け継いだ日本の伝統的な建築技術を手放してしまったら、百年後、二百年後、この日本から、風土に融け込んだ美しい風景が、季節のめぐりの中にある暮らしが、日本人らしい感性が、失われてしまいます。技術も風景も文化も、そして感性も、いちど失ったら、取り戻すことはできません。日本という国が、歴史や文化、職人技術を尊重し、それを活かすまっとうな国であってほしいと願います。

 そのために私たちつくり手は、現状では法律的に不利な立場に置かれていながらも、日本の木の家をつくり続けます。つくることのできる人育てをします。住まい手に伝統構法のよさをアピールしていきます。伝統構法を未来につなげるための法整備を求めます。

 このままの状態が続けば、伝統構法の灯は、それを望む人がいるにも関わらず、消えてしまいます。そうしないために、国ではこの三年で伝統構法の法整備を進めようとしていますが、それが伝統構法の家づくりをそれぞれの地域で、実現できる方向に進むのでなければ、伝統構法を未来につなげることにはなりません。つくり手の声に耳を傾け、現場に即した、計算や手続きが煩雑になりすぎない、誰にでも使える法律をつくってください。私たちも現場から、声を届けます。




伝統構法を未来につなげる、
今はとても大切な時


 木の一本一本の性質を見抜き、適材適所に組み上げていく職人技術による家づくり。それが「伝統構法」です。これを「過去の文化遺産」にとどめるのでなく、未来に向けて積極的につなげていくべき時が来ています。今、つなげなければ、もうつながらなくなる「大事な時」に私たちがいることを、まず認識しましょう。

 そして、量より質を大事にし、環境との共生をめざし、日本のすぐれた建築文化や暮らしの知恵を活かした未来をつくろうとするならば、伝統構法の家づくりを広げましょう。なぜならば、伝統構法の家づくりとは、単に「住む箱」をつくるだけでなく、日本のものづくりの原点である職人と住まい手との豊かな関係性を築くものであり、日本の気候風土に添った暮らしの場となり、環境にも負荷をかけず、地域材利用で山を守り、後世に残す価値のある美しい景観をつくるなど、いくつもの「よさ」をあわせもっているからです。



ほかならぬ日本の法律が、
日本の木の家づくりを縛っている


 なぜ、このようなことをわざわざ宣言しなけれならないのか。それは、この「日本の木の家づくり」が、ほかならぬ「日本の法律」である建築基準法によって、しにくくなっているという皮肉な現状があるからです。その背景には「地震国である」という、これもまた日本特有の悩ましい事情があります。

 建築基準法は「力に対して剛性で対抗する」という西洋の建築学に依拠しています。西洋の建築学からみると「伝統構法の家は地震に弱い」という評価をされてしまいますが、それはひとつの見方に過ぎません。実際に木を扱う大工棟梁たちは経験的に「伝統構法の家は地震力に対抗するのでなく、柔らかく受け流すしくみをもっている」と確信していますし、実際に大きな地震にも耐えてもっている伝統構法の家はたくさんあります。西洋の建築学では、こうした経験知や事実の説明がまだついていないのです。ところが、地震があるたびに建築基準法は「より剛いつくり」を奨励する方向で改正され続け、未解明の伝統構法は検証されることのないままに、法的に不利な立場に追い込まれ続け、今日に至っています。

 長い間平行線をたどり続けてきたこの問題が棚上げされたまま、耐震偽装問題の余波として二〇〇七年の「基準法の厳格化」という事態を迎え、法律に位置づけのない伝統構法は窮地に立たされることとなります。中でも「石場立て」という、建物と基礎とを緊結せず、基礎の上に柱を直接立てるもっとも「伝統構法らしい」家は、「建てられない」に等しい厳しい状況にあるほか、基準法を守るために伝統構法らしい部分を発揮しきれないケースも顕在化してきています。日本が誇る歴史的建造物ですら、建築基準法からみれば「既存不適格」という不名誉な、存続しにくい立場に放置されたままです。



伝統構法の見直しは
「未来につなげよう」という視点で行ってほしい


 環境的、文化的ニーズの高まりと、安全性最重視の建築基準法という二つの逆のベクトルのせめぎあいの中、基準法の厳格化を機に「伝統構法の工学的検証を」というニーズが高まり、長期優良住宅 ( 二〇〇年住宅 ) という政府の流れのひとつとして、実験や委員会が実際に稼働しはじめました。われわれ現場のつくり手もそのメンバーに入っています。

 こうした流れがどこへ向かうのか、ということに対して、現場から一言、言いたい。工学的な安全性はもちろん大事ですが、その国の歴史文化を未来に継承することが、ほかならぬその国の法律に阻まれることが、あってはなりません。「伝統構法を未来につなげよう」という視点からの検証をしていただきたい。

 現・立命館大学グローバルイノベーション研究機構の鈴木之先生はそうした視点から限界耐力計算による伝統構法の設計法を編み出され、二〇〇〇年に発効された「性能規定」以来、合法的に伝統構法を建築するために現場のつくり手にも活用されてきていました。具体的には、ようやく拓きかけたこの道を、より使えるものにしていく方向であってほしいと思います。

平成二十年七月十二日



これからの木造住宅を考える連絡会(これ木連)

財団法人住宅産業研修財団 優良工務店の会
職人がつくる木の家ネット
特定非営利活動法人 伝統木構造の会
有限責任中間法人 日本曳家協会
特定非営利活動法人 日本民家再生リサイクル協会
特定非営利活動法人 緑の列島ネットワーク


『このままでは伝統構法の家がつくれない!』賛同団体

素木(すき)の会、協同組合
東京の木で家を造る会、
社団法人 埼玉建築士会、
木の情報発信基地 木の博物館 木力館、
NPO埼玉・住まいの会、
特定非営利活動法人 杢の家をつくる会、
協同組合 伝統技法研究会、
特定非営利活動法人 緑の家学校、
NPO木の建築フォラム、
全国建設労働組合総連合、
NPO法人日本伝統建築技術保存会、
エコスの会、
中央工学校、
気仙大工建築研究事業協同組合、
中部自然住宅推進ネットワーク、
社団法人東京中小建築業協会、
熊野材住宅促進委員会、
川尻六工匠、
NPO法人 メダカのがっこう、
真壁の家づくりネットワーク、
社団法人全国中小建築工事業団体連合会、
社団法人 全日本建築士会、
木考塾(木造在来工法住宅を考える会)、
人と木の住まいづくりネットワーク、
大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト、
日本建築専門学校、
杜の家づくりネットワーク、
社団法人日本建築家協会(JIA)東北支部宮城地域会、
阿部和建築文化研究所、
みちのく伝統建築研究会、
ワークショップ「き」組、
社団法人日本建築大工技能士会連合会

以上が、12日時点での賛同団体です。
今後も多くの賛同者・団体の登録を受け付けています。

下記にメール・FAXお願いします。

■□日本の民家を次代に引き継ぐ□■

特定非営利活動法人
日本民家再生リサイクル協会(JMRA)
事務局 金井 透

kanai@minka.jp 

http://www.minka.jp/

電話03-5216-3541 
FAX03-5216-3542

〒102-0085東京都千代田区六番町1-1




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2008年07月27日

漸く「伝統構法」継承の第1歩

今月12日、「これからの木造住宅を考える会」(略・これ木連)が昨年「改正(改悪)建築基準法」が施行されると同時に、この法律に異議を唱えた「6団体」(優良工務店の会、職人がつくる木の家ネット、日本民家再生リサイクル協会、伝統木構造の会、緑の列島ネットワーク、日本曵家協会)が垣根を越えて結束、シンポジウム「このままでは伝統構法の家がつくれない!」が、新宿の工学院大学で開催した。


昨年、9月14日からの国と意見交換を皮切りに、国土交通省(住宅局・建築指導課)と数回意見交換会を行ってきた。その意見交換会で「改正建築基準法」の矛盾が数多く指摘され、国はいったん決めた法律を意地とメンチで改正できない国土交通省(住宅局・建築指導課・木造住宅推進室)は、今後の打開と法整備のための色々な施策を考えだし、H20〜22年の3年間で「伝統構法」の位置づけをすることに決定、4月に「伝統構法」の委員会が立ち上がった。


そこで、「これ木連」は拙速に国、研究者、実務者が一同に介し,伝統構法の法律への位置づけについて話し合う「このままでは伝統構法の家はつくれない」シンポジウムを企画開催した。



当日の詳細内容が「職人がつくる木の家ネット」「JANJANニュース」で公表になった。

―写真― 
1.大勢入場者受付 
2.会場は超満員 
3.入りきれない方はロビーの大画面で 
4.最後にネット会員寺川さん、宣言文読み上げ 
5.100名定員の懇親会も超満員で会費未納もちらほら、大目に見ましょう。・・・・・・
熱気がムンムン、飲み物ガンガン、会話はガクガク、意気揚々と、
今後に繋がるでしょう。 ・・・・・・でも3年待のが辛く悲しい。


「職人がつくる木の家ネット」が4部にわたり詳細を

http://kino-ie.net/act_011.html

http://kino-ie.net/act_012.html

http://kino-ie.net/act_013.html

http://kino-ie.net/act_014.html

7月12日の記事が昨日「JANJANニュース」
http://www.news.janjan.jp/

【もうひとつの“官製破壊”「伝統構法も崩壊の危機」でフォーラム】
http://www.news.janjan.jp/living/0807/0807232704/1.php

尚、この記事を最後まで読んで気にいった方は「クリック」をお願いします。





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2008年07月26日

地震の揺れと強さの判断

「震度7の建築経済学」いわて北部地震、気になったお墓の「縦と横」

激震「バーンときた」 料理店の食器粉粉

―写真― 洋野町墓石倒壊(朝日新聞)

現在、地震の震動強さを表し機器が多くあり、またそれによっていち早く我々が取得できることは良いことです。



しかし昔の人は、色々な自然界の物の動きから判断していたのです。義務教育しか受けなかった自分は、色々師匠に巡り合い話の中から聞いたことは、周りの物の動きから会得するのが一番と教えて貰った。

地震のとき身近と言うと、先祖代々の墓地の墓石の動きです。今回の「岩手・宮城内陸地震」「岩手県北部地震」強さから言うと、後者の北部地震です。前者の時には震源地が近い割に、墓石の動きがなかったが、先日の「岩手県北部地震」では墓石の全部とは言わないが、一部にずれが現れたのです。

―写真― 我が家の墓石のズレ




谷を埋めた部分の丘との境付近、真東の方向に建っている墓石が15度ほど時計の逆周り方向に回転したのです。生まれてこの方大きいと思った地震は1978年6月の宮城県沖地震、まだ墓地が山肌にバラバラに点在していたとき、自然石の墓標が結構倒壊したのです。5年前の「三陸南地震」のときには倒壊は灯篭など壊れたが、墓石のずれは結構あったのです。

底辺の大きさ2倍の以上の高さ縦長の「棹石」は現在倒壊防止のため、ダボを入れてなるべく倒壊だけは防ぐようになってきましたが、建物に例えると現代工法の2階建て住宅と同じです。逆に横長なら倒壊の可能性は低いのになぜか「地震国」でありながら、縦長なのです。まあ「天地」という論法から行けばその通りかもしれない。

震度とかマグニチュ―ドとかより、一番手っ取り早いのは、建物被害と墓石の倒壊は比例している。墓石が倒壊するとかなり大きな地震だと言います。この1ヶ月の間に起きた地震を比較するのには良い勉強になりました。

―写真― 一番大きくズレた親類の墓石 陸前高田市震度5弱




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2008年07月25日

「伝統工法」とは地震体験の積み重ね工法である

7月24日、産経新聞記事から・・・・・

<<<【東北地震】震度6強、でも被害が少なかった理由は?>>>


最大震度6強、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・2。24日未明に発生した岩手県沿岸北部の地震は、広範囲で強い揺れが観測されたが、全半壊などの家屋の大きな被害は確認されなかった。

 筑波大の八木勇治准教授の解析によると、地震エネルギーを示すモーメントマグニチュード(Mw)は阪神大震災(平成7年)と同じ6・9。阪神では6400人以上の犠牲者の約8割は倒壊した家屋や家具の下敷きになった。この違いは、地震波の特性によるものだという。



東大総合防災研究情報センターの古村孝志教授によると、一般に周期の短い地震波は小さな構造物を激しく揺らし、周期が長い地震波は大きな構造物をゆっくりと揺さぶる。阪神大震災では、木造家屋などの被害に強く影響する周期1〜2秒の地震波(キラーパルス)が強かった。

 今回は、周期が0・1〜0・2秒の短周期地震動が強く、キラーパルスがほとんど含まれていないことが、古村教授らの解析で分かった。プレート(岩板)の内部で起きる

地震は、短周期の地震波が強く出るという。メカニズムは異なるが、6月14日の岩手・宮城内陸地震も、キラーパルスは弱かった。

 一方、岩手県洋野町や青森県八戸市の人たちは、被害が軽微だった背景に、耐震性の高い住宅が多かったことや、防災意識の高さがあるという



「古い家は自分たちで山の木を切り出して建てたものが多い。都市部で建てる普通の家の3〜4倍の太さの柱やはりを使っている」と、洋野町種市の測量設計事務所社長、酒井義隆社長(51)。別の建築士は「古い大工は柱と土台、金属の留め具を使わずに柱と梁(はり)を組む。異物を使わない分、揺れを吸収しやすいのではないか」と分析した。

 八戸市の無職女性(70)は「戸棚は引き戸のものを選び、茶碗(ちゃわん)などが飛び出さないようにしている。ここは地震が多いから、古い人はみんな防災意識が高い」と話した。

 同市周辺は平成6年12月の「三陸はるか沖地震」をはじめ、多くの震災を経験してきた。青森県が昨年度から行っている耐震診断員の派遣事業で、八戸は真っ先に参加を訴えた自治体のひとつ。同市建築指導課の大原満課長は「住民も市も震災対策に対する意識は高い」と語った。

と記事が。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



このように地方でくらし住民にとって、なぜあの建物が倒れなかったかが一番の説得力である。

それはただ単に技術力が良かったもありますが、その建物に携わった棟梁の力量を評価したからであり、そのような事実を目の当たりにした方々が我々「大工」を支えてきたのであり、一棟も建てた事のない「えせ研究者」が、建物欠陥を指摘しても、それは嫉妬以外の何者でもないのではないでしょうか。

今後3年間かけ、急ごしらえの「伝統工法」を再評価する国土交通省の委員会が開かれるのですが、どんな難しい「研究語」をならべるより、昔から「百聞一見にしかず」は一番の説得力があるではないのか。


30年前現場のつくり方を知らない工業高校の建築教師の方が何だかんだといって建てられた「伝統的工法」(国が強制的に仕口・継ぎ手などオール金物で固めた建物などは悲惨な結果)建物が平成15年5月「三陸南地震」のときに全壊しました。

またその直ぐ隣に建っていた「大手プレハブメーカー」の近代工法を屈指し、関東大震災の7倍の強度があると言う「T大教授」のお墨付きの宣伝建物も同様に全壊した。いかに国が東京標準で、全国どこにでも当てはまる「法律」を作っても、それは全国民にとっては不幸以外の何もでもなく、それでも儲かるのは大型戦車のような「大手ハウスメーカー」の応援のためとしか思いないのである。国行っていることは詐欺商売が遣りやすくして、地方の大工らを疲弊させるためとしか思いないのである。


―写真― 1=今回の地震震度 2〜5=H15.5月「三陸南地震」全壊建物2棟


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2008年07月24日

真夜中またもや「大地震」

またもや「岩手県」で大地震です。頻繁にご迷惑をおかけしています。
寝て間もなく本当に小さな地鳴りが聞こえて来たと思ったら、強烈な立ゆれ、直ぐに飛び起き外に出る準備、時計は12時25分を指していた。88になった母親らを起こし家族全員に避難の声を掛けた。

「岩手県北部」と表現となっていますが、沿岸近く南北中間付近が震源地です。深さが正式に108kmとかなりの深いです。日本有数の地震地帯の上に住んでいるので少々慣れてはいますが、やはり震度が5以上になると、避難をしないと危険になるようです。

今は情報が発達したから大騒ぎになるけど、昔からだって回数は今と同じくらいあり、その長年の経験から、建物つくりに生かされてきたのが「伝統構法」の建て方なのです。それが昨年6月に「改正建築基準法」で否定された法律が施行されたのです。

そしてその原案を考え出した「国」事態が理解できない法律で、国民やつくりてが、時間や膨大な経費で大混乱を引き起こしてきたのです。
地域地方を理解できない中央官僚は、ハウスメーカーの支援は積極的だが、地方の「ものつくりて」には下請けで仕事したほうが、国・地方自治体は余計な経費がかからず出来れば大手1本にまとめたいのが本音ではないのか。

これでは技術者育成に「億」の国家予算をとり、その無様な運営では21世紀の後継者は「絵」に描いた餅ではないのか。「地域地方」の職人は国家の都合でかき集められ、消耗品として利用したが、それは国家の大きな損失を生んでいるのに、気が付ない事態この国は可笑しくなっている。

看板だけの後継者育成は地方に任せる仕組みに切り変え、税金の無駄使い出来ないシステムも、構築するべきです。何年経営できるかわからない「企業」が「200年住宅」を進める事態、国家つくりだし詐欺言葉ではないのか。その企業が200年生き残る事態が不可能です。その言葉に乗って家を購入するのは、詐欺企業を応援していることに気が付くべきです





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2008年07月23日

伝統構法「豪快な木組み」

200年前に作られ、甲斐国に残った。「気仙大工」先人の古民家の木組みは「豪快」の一語である。当時の「くらしと大工技術」を知る大きな資料でもあった。
なぜかというと、これだけの大きさの建物は銭あるとか、贅沢だで、短絡に評価する研究者が多いが、これだけの建物をなぜ建てなければならなかったのかは、全然調べようとしない。

―写真― 
投掛け梁上、小屋梁枕は10間通し材



唯、大地主だとか小作人から搾取したからとか色々な説明もあるだろうが、当時の農家であるつくり、また当時、仙台伊達藩から地域統括を任され、どうしても毎日の暮らしが主体であるから、雨や嵐でも多くの人々に仕事をさせなければならなかった事情などは説明していないのが普通である。建物の大きさに圧倒されているから目がその方向にしか向いていないのではないのか。

―写真― 牛持から後に架かる投掛けはり


主体である「柱」大小全部栗の木の柱であり、大黒柱などは鉞仕上げである。恐らく台鉋で削れないため木挽きが、ハツリをされたのではないかと思う。またその削り肌の綺麗なこと、現在このような仕上げ方法などはなく、そして逆目が全然ないという肌を手でなでると分かるが、離れて見るとわからない。それくらい当時の技術は超仕上げ以上にされてあった。

―写真―
 2本大黒柱内1本の仕上面、まさかり仕上




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2008年07月22日

「飾⇔骨」のどちらを選択

家を建てたい方と、住宅を買いたい方の考え方の相違が、今後来るであろう「大地震」の時の大きな分岐点になる。それとは、我々先人から受け継いで来た「伝統的構法」で建てきた建て方が、昨年の「改正建築基準法」により、法律内容を厳しくし、経費が飛んでもないくらい掛かるようになった

「伝統的構法」
は戦後出来た「建築基準法」所謂着のみ着のままを解消するための規制「バラック工法」に飲み込まれ、その法律が30年近くも経ったあたりに来た「宮城県沖地震」1978年6月の時、法律の欠陥が露呈し「建築基準法・バラック工法」が規制強化された。

もちろんその間も国は伝統構法の総てを理解できる研究学者がいなかったのです。確かに「伝統工法で建てる大工の部分欠陥を指摘研究する方が出てきたが、全体、総て理解できる方がいなかったのです。我々とて、この世界に入った時には一生涯勉強しなければならないのだと戒めの「教訓」を言われたものです。

―写真― 近くの山の木は、変な継ぎ手がありません。継ぎ手がないということは破断がないということです。


そしてその研究者と称する方と話と、伝統構法は「贅沢」普請といいます。「近くの山の木でつくる」のが何で贅沢なのかその真意が理解できない。自分らのほうが手を出せないからかとしか思いないのです。外国の木を目たら遣ったらに、伐採した安い木材を繋いでつくる方が丈夫なのだと言う言い分です。そして大方の国民が理解できない「研究語」を羅列すると建物は倒れないと言う。

自分らしか理解できないことを無理に押し付け、研究者という看板が横行すること自体この国が世界から笑われるのです。確かに1000年以上の歴史が積み上げてきた木造工法を否定して、一軒の家もつくれない研究者の意見が通ること自体おかしいのではないでしょうか。
「看板・飾」にだけ騙され、そのことに溺れるように仕向ける事自体大きな国家損失を生んでいるのではないのか。その周辺から集めた木材が否定され、外国の山を裸にすることに貢献するなんて自分らさえ良かったら後はどうでも良いなんてやはり可笑しいんじゃない。

「飾」を選ぶのか、後での改修が遣りやすい「骨」太を選ぶのかは、住む人次第です。

―写真― 貫工法は何百年も作られてきたのに「壁強度」弱いというアホナ研究者、しなやかでないのは「頭」の中まで、石頭だ。それでは「ミイラ」と同じではないの???




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2008年07月21日

3万5916

人は生まれて、生きて生きても30,000日を越えて生きることは、並大抵のことではない。明治末期43年に生まれた叔母が7月17日の朝、別世界に旅立った。
生きた日日は35916日、生を受けお腹の中の期間を考えると、36000日は心臓が止まらずに動いていたことになる。

大きな病もせず、数え16歳で嫁いり子供10人も設け、嫁いだときには舅は亡くなっており、まだ18歳の相手と頑張り大きな貧乏も乗り越え、今年は白寿の年でもあり孫子を含め、なんとか100歳まで願ったが、まもなく到達できると思ったが叶わずだった。

5月末に軽い脳梗塞を患い5日ほど入院、亡くなる2日前までは抱えられながらも、長い縁側を欠かさずに歩いてきたが、心臓が弱まりだしと忽ち他の機能の働きも弱くなるもだ。
当日の早朝、連絡を受け見に行き顔をみたらまだ意識がありだったが、胸の痛みを訴え入院させることになり、車で病院に行き間も検査途中に息を引き取ったのです。

自分も多く世話になり、昨日見送ったが今ただ安らかに冥福を祈るだけである。・・・・・・・・・
ご苦労様のとしか言いようがない。 合掌



posted by kanno at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 節・節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
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