シンタックホーム 菅野照夫
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2008年06月06日

「信念」の人

意味=「理屈を超えて、かたく思いこむ心。」

己も還暦を越え、今まで多くの方々に出会い、そして別れ、その中には多く畏敬の念を持って心にきざんだ方々は数知れない。・・・・・・・・

その1人、町内の偉人、数え歳88才の「河野通義翁」が、この4月半ばに帰らぬ人となった。この翁とは、ほんの数回合うことが出来、話を聞きました。地元に居ながら恐れ多くも近寄り難い方でもあった。その方の生き様は心底から「信念一徹」の塊の方であり、地域の事情を飛んでもなく知る尽くした方でもあった。



今から37年前(1971年)、我が国が超高度経済成長の真っ只中の時代、思えば我26歳の年です。御方は50歳ごろだと思います。「山・川・海」の3セットが揃ったわが町に面した内湾「広田湾埋め立て開発計画」が岩手県から発表になり、中味は県内で広田湾のような大きな湾がなく、地域開発の起爆材として、埋め立て石油コンビナート若しくは火力発電所を造るというバラ色の計画です。

もちろんテーブル上の計算は莫大な経済効果があると発表。その銭に眼が眩んだ方々は諸手を挙って大賛成、しかし一度壊した自然は元には帰らないという考えから、この計画に筵旗を掲げ孫子の代まで自然を残しという「信念」に火がつき、住民を説得し大きな国家を相手に戦いを挑み、とうとう2年の運動で計画中止の道筋をつけたのです。

家業は味噌醤油つくりが現在まで200年続く老舗でもあり、命が尽きるまで商いを心配、後を継ぐ倅には兎に角厳しく、最後の送るときの言葉の端々にその思いの全て父を敬うことを聴かされたのには参列した多くの方々の目が潤んだのでした。・・・・・・・・・・また「信念一筋」を通しことの見本でもあったのです。そして一番郷土「今泉」を愛した方でもあろうと思う。店先の布旗がそれを見せて居るのかも知れない。

―――地場の米から造った「多賀多」の酒―――
次の朝スッキリが良い。






 
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