シンタックホーム 菅野照夫
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2006年11月30日

明治10年からの「日本の風景」写真集

「200年住宅」に関連しての冊子を見つけました。

―写真―写真集の表紙

コピーは出来ませんので、写真でホンの1部を紹介します。


アメリカ人、エドワーズ・S・モースが1877年(明治10年)から1900年初頭までを撮影した「百年前の日本」という、写真集が1983年初版発行、2005年2月に普及版が発行されましたのの普及版です。

―写真―エドワーズ・S・モース




写真は300枚が収められ、日本全国の現在の風景と照らし合わせると、120数年の前の「くらし・人物・仕事・建物」などがぎっしりと掲載されており、興味のある方は書店などで求めては、価格は¥3990.−です。写真1枚が¥13.3.-見られるの安い。・・・・?

―写真―銀座の風景




中でも、銀座・横浜の風景から農村、漁村、遊郭、色々な職業で働く姿がそのまま被写体になっている。

―写真―箱根の風景




銀座に建築中の建物、吉原の遊郭の建物の豪勢な作りなどが収められています。

―写真―吉原の遊郭建物

このような約120年前の当時の姿を見ると、「200年住宅」という建物をつくる構想は「夢」また「夢」であろうと思う。ましては200年間のくらしが、このまま止ったままでも不可能ではと考えられます。昨日、去年がはるか遠くに思う今、ましては数字だけが目立つような施策を押し付けても信用される方が何人いるだろうか、甚だ疑問に思う。





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2006年11月29日

続・改変・超長寿命住宅時代「1万年」にしたら

岩波さん、コメントありがとうございます。コメント欄からより表で読んで貰いたいので

――――――――――――――――――――――――――
三和総合設計 木の住まいブログ・岩波正 ]

住宅産業が平気で高耐久性住宅などと言いますが、耐久性の高い住まいは難しいですよね。
造り手の技が必要なことはもちろんですが、住まい手にも協力してもらわなければなりません。
社会構造もそれに必要な形に改める必要まであると思います。
そんな中で高い耐久性の住まいなんて簡単に言えませんが、最近では木の家を宣伝文句に使っている会社が増えてきて、簡単に「100年住宅」などと言っています。
せめて本当の木の家をつくっている人には軽い言葉を使わないでほしいと思っています。


――――――――――――――――――――――――――

行き詰まった行政が、長い歴史と世界に誇るわが国の「木造建築工法」を打っ壊した今、戦災跡のバラック工法規制(現・建築基準法)の住まいつくりの間違いに気がつき(最初から歴史工法に適わないのが判っていた)、自分らの金儲けのために綺麗文句で、国民を愚弄した結果、「高耐久住宅」などと看板をぶち上げ、恥の上塗り見たいなことを又住まい手に押し付けることを平気で行い、法律さえ理解できれば「高耐久住宅」である。




戦後、家つくりの根本を何処かに追いやり、学者が考えた色々な造り方を「法」の名の下に奨励しておいて、「耐震・耐久」だのと、そのような「耐震・耐久」が当たり前で建てられた家が、地方にはまだまだ古く臭いと敬遠されても愛着を持って住んでる方がゴマンとあり、その100年前の家を、近代的に改修してきたら、大手の不動産やが、儲かると踏んで我々の分野にも参入してきました。

20代の大学でのセールスを唆した教育をして、契約書さえ取ったら後の施工は、物を知ってる年配の職人を引っ張りだして、予算がないが何とかするから頼むと来る。(追加工事は面玉を抜くくらい上乗せして泣き言を言う)
予算が無いではなく、仕事の中味を知らないで受注したものだから、会社の利益だけは天引きで取っておいて予算が無い、そんなの嘘だろう骨の髄まで銭儲けで参入しておきながら、碌な仕事が出来るわけがない。
最終的には虚飾の改修工事を大手の新聞に掲載して、また受注するの繰り返しをする。まあ頼む方も、名前を聞いているから信用するですから自業自得である。

こちらも飛んだ目にあった。築120数年の古民家改修工事を受注した業者が途中でホッポリだしたのを、知り合いで当事者である設計者が何とか頼むといわれて完成したことがあり、そのホッポリだした中堅の建設会社の役員会議で代表の身内でも利の出ない仕事は撤退と決めたくらい簡単ではないのです。


そのような色々な経験、情報から今後押し進める「200年住宅」などは、岩波さんのコメントの通り簡単に出来るなどと宣伝するのに乗っかると、「第2の耐久・耐震改修工事」が数10年後に来るのが目に見えます。簡単な工法で耐久性長く出来るのは、我々つくり手も望みますが、約30数年前に出来た即席の食べ物と一緒に考える愚かさには開いた口が塞がらないのである。





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2006年11月28日

改変・超長寿命住宅時代「1万年」にしたら

お二方から、早速のコメントにこちらの意見

三和総合設計 木の住まいブログ 』[ 岩波正 ]

200年持つ住まいという考え方は良いのですが、それを住宅性能表示などで実現しようなんて無理な話ですね。
200年も持つ住まいを造ろうとすると、それにかかわるすべての人の知恵と技術を活かさなければなりません。
また、その土地の気候風土や住まい手の住まい方など、それぞれの条件を細やかに判断する必要もあります。
そんな中で、実務がわからない行政マンが中心となって決めた制度で200年持つ住まいができるはずがありません。
まず、現在の金儲け主義の住宅産業をぶっ壊すことが必要だと思いますが、そんなことが今の官僚達の考え方にはまったくないでしょうね。
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岩波さんへ、こちらの意見


岩波さんの、「200年持つ住まいという考え方は良いのですが」、200年が500〜1000〜万年でも、大きな数字で表しと本当にそれだけ耐久性の建物が出来ると、知らない方は思い込むのが大半です。(国民に眼が無いと思う、驕り輩) どうしてなら「万年住宅」もあって良いじゃない・・・・・・・・(これこそ本当の詐欺かも)

ここら辺りの「裏」を読まないと日本国中詐欺まがいで成り立っている現代、もちろん明治以後の国を動かし官僚の狡賢い輩に翻弄され、真面目な国民が馬鹿を見る社会って、仕組みがわかるほど疑念を持つのは年を取った証拠だろうか、すぐに看板を塗り替えてトンズラ(部署替え)する輩の言葉を信用したら大変です。

「現在の金儲け主義の住宅産業をぶっ壊すことが必要だと思います」は同感です。建物を知らない人間が数字の羅列で誤魔化しのが、本業だと言う事の裏がバレテいるのは毎日のマスコミ報道でされている通りです。

現在、明治以前の民家などが多く残っているのは、当時の建て主のポリシーが詰め込まれたのが生きているだけで、お国の考えが入った建物などは1軒も無いに等しいのです。その「地域風土と共生き」が造らせたのであり、「官」が主導したのとは全然違うのです。現在のような、個人の勝手な考えで建てる建物とは「天・地」の違いです。当時は「天の法則」であり、現在は「銭の法則」の考えが虚飾建物に現れているのが一目瞭然であり、その中で変なアドバイスをする最高学府と結託したものが、200年後まで建っていたら、もう一度生まれ変わりたい。(お釈迦さまに、毎日たのむは・・・・・・・?)




真理探究の精神

今の役人 仕事をした振りに 大忙し
このまま報道するやつも共犯
たわごと言ってりゃ金が入る そこが問題
どうしましょう 私のブログのテーマ

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真理探究さんへ、こちらの意見


「今の役人 仕事をした振りに 大忙し」は同感です。
何か、自分らが生き残るために考えだされたことだと思います。国家国民を考えたらこんな発想以前に申し越しまともな建物つくり、都市計画などが作成され、建築基準法も「ザル法」と言われずに済んだことでしょう。
法の抜け道を作るのが官僚ではないですか、昨年からの法律違反だって発生しなかったと考えられたろうし、なにかが起きると予想しての考えなら、無いはずの組織が昔からの例えに「泥棒を捕らえて縄をなう」と古い言葉の意味が判らないのが現在です。
法律が新改正されるたびに、その新法の傘下の新「財団法人」が生まれ、我々のものつくりを縛り、そこから自分らの「寺銭」回収組織が生れ、天下り組織が豚と同じに太るなんて何のための組織化疑うのは自分だけだろうか。その組織が膨大なお金を研究者と処する輩に分配して、自分らの都合の良い法律を作らせるなんて朝飯前の仕事です。・・・・・・・・・・

「このまま報道するやつも共犯」、これもショウガナイというしかない、報道いう大儀を振りかざし自分らの生きるために行っていると見ていたら、その情報の「裏」を読むしかないと考えないと言葉を売る商売ですから、中味に疑念をもったら商売できないのが現在であり、草臥れるのが積の山じゃないですか。(情報が必要な方が読み、わが道を行く方は読まないかも・・・・・だから読者が伸びないのかも知れない・・・・・・・・・・・見たことないからわからない)





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2006年11月27日

明治の町屋の移築解体―5

―写真−床の間書院の解体
釘が一切が使用せずに取り付けてあるので、収め最後の部分を確かめてから、解体すると無理せずに解体できました。しかし取り付け予想を先に考えないと、無理な取り外すとなり、周囲を傷つけます。





―写真―床框の木口仕口
欅の床框の仕口を見るとていねいに仕事をしてあった。見ると幾らか反ってあるのは、取り外した後に反ったので、100年以上経てもヤハリ「木」が生きていました。床板の幅が反りを抑えていたのですねえ。




―写真―違い棚取り付け跡
簡単に外れたのですが、その跡がくっきり見え考えました、壁が収まらない前の取り付け押さえがどのようにしてアッタのか考えてみました。摩訶不思議な止め方だったのだと思う。




―写真―違い棚海老束収め跡
違い棚の海老束の細工の凄いこと、写真だけでは説明出来ませんが、実際手に触れると取り付け当時の職人の感触が伝わってきます。また束の間に欅の板が支えになっており、このような仕事の跡見られる解体に出会いたことは大きな勉強になった。




―写真―違い棚・書院部材梱包前
1つの部材でも慎重に取り扱わないと、再生の時に新たに作ることは可能でも、100年以上前に戻り復元が出来ないので、その部屋のものは全部まとめて梱包です。どんなに大きな梱包になろうと致し方がないのであり、細かな部品に細心の注意を払い、記録・写真は復元には欠かせません。





posted by kanno at 06:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

続・超長寿命住宅時代「200年」

お二方から、早速のコメントありがとうございます。

三和総合設計 木の住まいブログ 』[ 岩波正 ]
200年持つ住まいという考え方は良いのですが、それを住宅性能表示などで実現しようなんて無理な話ですね。
200年も持つ住まいを造ろうとすると、それにかかわるすべての人の知恵と技術を活かさなければなりません。
また、その土地の気候風土や住まい手の住まい方など、それぞれの条件を細やかに判断する必要もあります。

そんな中で、実務がわからない行政マンが中心となって決めた制度で200年持つ住まいができるはずがありません。

まず、現在の金儲け主義の住宅産業をぶっ壊すことが必要だと思いますが、そんなことが今の官僚達の考え方にはまったくないでしょうね。

[真理探究の精神]

今の役人 仕事をした振りに 大忙し
このまま報道するやつも共犯
たわごと言ってりゃ金が入る そこが問題
どうしましょう 私のブログのテーマ
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昨日の続き、大見出し
「劣化対策」「維持管理等を強化」
「長期耐用木造住宅開発へ」

記事
新築重視から中古住宅の有効利用によるストック型社会へと住宅施策が転換されたことを受けて、自由民主党はこのほど、超長期に亘って使われる質の高い住宅づくりを目指した、「200年住宅」ビジョンの中間取りまとめを発表した。
同ビジョンは今年度中に提言としてまとめられることになっており、国土交通省ではそれを受けて、平成20年度の施策として取り組むための予算措置を講ずる予定だ。






200年住宅ストック形成に向けた提言(内容)
「大きく5」の――(阻害要因)――
●―@超長期にわたり安心して使える住宅情報が不足している。――(提言の方向性)――

○ 住宅性能表示制度の充実
→「劣化対策等級」の充実
→間取りの可変性等に関する性能表示事項の追加
○ ’長寿命住宅のガイドライン(仮称)“の作成
→「劣化対策等級」のほか、可変性、維持管理の容易さ等にする目安を明示
→新築時の整備基準に加え、100年後、200年後を見据えた維持管理、修繕の目安を明示

●―A超長期にわたり使える住宅にお対応したローンがない。――(提言の方向性)――
○ノンリコースローンを含む新たな住宅金融システムの検討

●―B建設・取得の初期負担が大きい
○税制による初期負担の軽減
→消費税率の軽減
→建設・取得時の所得税・固定資産税等の軽減
→流通課税の軽減
○ フラット35の金利優遇
○ コストアップ分に対する建設費補助
○ 長寿命住宅に係る建設コスト削減などの技術開発の推進

●―C周囲のまちなみや景観と認知しない住宅が無秩序に建設される
○ 建設協定、地区計画制度、景観計画等の活用促進

●―D都市部を中心として良質な住宅を建設するには敷地が狭すぎる
○ 密集市街地の緊急整備
→道路等の基盤整備と建築に係る規制緩和の一体的推進






毎度実現性の薄い「仏教の経典」を典読している施策内容、「風土に住む」と言う観念の無い「200年住宅」などは10分の1も経つと、又、変換していくのが戦後の施策であり、言葉に飛びつくほど魅力はない。ただ目の前の失政をごまかすだけで、長寿命住宅などは法律以前に「気」を殺し、崩壊させたものつくりを雲霧散にした「ものつくりを再生」するなどは「夢物語」にもならない。

「ラブホテルで見た夢も、幻だと気がつく成田空港着かな」お粗末でした。

明日は想定した評を、各位のコメントをお待ちします。






posted by kanno at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 未来が見えた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

超長寿命住宅時代「200年」

住宅専門紙11月15日号の大見出しに、
超長寿命住宅時代「200年」
今年度中にまとめて「平成20年度」の施策として予算措置を講ずる・・・・・予定

記事内容
自民党の「住宅土地調査会国土交通部会」がまとめた「200年住宅ビジョン」6月の住生活基本法が制定、次世代に承継する質の高い住宅ストック形成が、最重要課題になった。
土地神話が崩壊し、住宅資産価値が着目され超長寿命住宅を求める気運が高まっているとして、社会的資産となる、住宅資産となる住宅づくりに施策として取り組むことを求めている。

住まいがつくられ100年超え、住民が愛着と誇りを持てるまちづくりにつながり、次世代の住居負担軽減が居住安定に寄与、環境負荷に低減につながるメリットを強調する。

住宅基本法が目指しストック型社会の実現、50年後100年後を見通すロードマップを描く必要があるとしての施策を提言する。

[住宅建設・取得段階]
@「劣化対策等級」充実、「間取りの可変性」等の項目を加えるなど、住宅性能表示制度の充実。
A「長寿命住宅ガイドライン(仮称)」の作成、「劣化対策」「可変性」「維持管理」「修繕等」の目安。
B超長期にわたる住宅に対応、「ノンリユースローン」を含む住宅金融システムの検討。
C初期負担を軽減するための税制の検討。
Dフラット35による金利の優遇。
Eコストアップ分に対する建設費を補助。
F規制緩和による密集市街地の緊急整備

[戸建住宅について]
@長寿命木造住宅の整備指針の充実・普及。
A可変性確保、長期使用に耐えうる、汎用性の高い木造住宅の開発・普及。
B大工技能者の育成。特に、伝統的な大工が持っている維持修繕ノウハウの再構築。
C戸建住宅の履歴管理システムを検討。

ビジョンの対象は主にマンションになるが、木造住宅については「200年も保たせる必要があるのかという議論を含めて長期耐用化は今後大きな課題となりそうだと。(結ぶ、次回200年住宅ストック形成に向けた提言)

果たして「絵に描いた餅」にならないことを期待したい。






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2006年11月24日

明治の町屋の移築解体―4

―写真―建具の整理

手バラシの解体の大事なところは、記録と現物の整理です。
まず最初に手をつけるのは内部建具を外して、番付を付けて梱包です。
解体図面に位置と現物が直ぐにわかるようにしなければならない。





―写真−2階畳下床板、1階の天井にもなっており厳選された杉板

特に2階の部屋などの造作は厳選された木材を使用しており、現在求めるとしてもかなり高価な材といっても過言ではなく、面皮仕上などは背板付きの材でないと無理であり、現在のように機械製材でやるとすると、製材工にそのような素地がないと無理、木を生かした当時でなければこのような仕事は現在は、施主の理解がないと出来ません。(仕事は可能でも依頼者が無いに等しい)





―写真−仕切り欄間、鴨居敷居の取り外し木口には目地無し

組み立てる仕事の逆で解体しなければならないこの作業は、仕事に熟知したベテランないと無理なのです。解体してわかったことは、鴨居等に目地はなくもちろん釘等で取り付けてもおらず、如何に当時の技術水準が高かったのが段々と理解できました。





―写真―天井棹縁は全部面皮仕上です。柱・廻縁・長押・鴨居まで全部です。

当時の建築に、建物の高さ制限が暗黙の了解があったと聞きましたが、その中でギリギリの高さで造作を行ったのが、天井板をはがしてわかりました。天井板を小屋組みギリギリに収めており、回り縁なども構造体を上手く利用して、造作してありその面に棹縁を取り付けてあったのである。1本1本違う棹縁を丁寧に写して収めており、製材の無い時代1本1本大工が墨をだして鋸の縦引きで木つくりを行ったのであろうと思うと、時間が掛ったのが理解できます。




―写真―座敷天井板は殺ぎ剥ぎで張ってあり、和釘で止めてありました。

天井板の解体で大事なのは、又その通りに復元しなければならないのを思うと、位置とかその場所などは緻密にそのあとを残さないと大変なのです。釘などは当時貴重品であったと思うと、無闇に使用できず、鍛冶屋との連携で作られたのであろう、通りの角には昭和30年代まで鍛冶屋が仕事をしていた記憶があります。建物つくりは木挽きと鍛冶屋が居ないと仕事が出来なかったのと、鍛冶屋の仕事は朝飯前で大工1人という言い伝いがあり、「木」を加工するものにとって、「金」(鉄)とは切っても切れない因縁があり、余り金(鉄)が強いと、き(気)がなくなるのです。現代工法は、金次第で決まるのは、「五行」の論理にも当てはまるのです。







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2006年11月22日

9月の「石庭」―2

庭にようやく辿り着き、見学者で一杯です。

とりあえず、立って見学することに・・・・・


向うまで人、人、です。

もう長い時、向うに移動をしながら

空くのを待つ・・・・・・・・しかままならない。

天は「木」、(単純明快無駄がない)

地は「人」、只、庭を見る。(雑念が多い・・・)


しばし、端に来て時を待つ

ようやく動きが見えて、端ですが

腰をすえ、しばし動かない、他の人が

動かないのが判る、自分もそうして待ったのに・・・・・・・・・


横から見ると、この人並み

隣は無我の境地???・・・・・・・・・

外人さんも多いのにビックリ。(沈黙が続く)


小1時間は座をしていたのだろうか。

帰りの時間が、頭をよぎる。

そして「吾、唯足るを知る」に又しばし・・・・・

でも急がなければならない・・・・現代

あの世に行くまで、何かに追われなければ

終わらない、一路か・・・・・・・・(急げ)







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2006年11月21日

9月の「石庭」―1

関西駆け足の用足し
9月の彼岸中、帰りの時間が空いたので、

どうしても見たかった龍安寺石庭に一目散
参道のなだらかな石段駆け上り、本堂入口へ

両脇はまだ鮮やかな緑に包まれていた。


ようやく本堂入口にたどり着いた。

やれやれと本望である。


中に入り見上げると凄い小屋組み
しかしシンプルである。これ禅宗組―臨済宗

すぐ目が行くのは、職業病・・・・・・・・?


その前に大きな衝立に圧倒された。

やはり禅宗らしく、駆け足旅に「渇」をいれられる。
文字大きさがどうしても行く手を阻む・・・・・・・?


庭が見える回廊への廊下
直ぐ目が行く、小屋組の綺麗だこと

シンプルなところが良い
無駄を一切省いた木組みに
感じる所が大いにあり、このような木造は
現代工法にないのが良い。

説明のHP
龍安寺石庭





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2006年11月20日

国が「大変換」今後の木の家つくり

専門紙社説の大見出しと、中味の記事

メーカーも「国産材の家」・職人がつくる家を

《○数字で小分けにしてみました。》

@国産材の下落が、外材と比較して国産材が有利になったと思っていたら、最近は木が足りなくなって来て買い漁りが1部の地域で始まり、又価格が上昇気味だ。
木が出なくなったわけは、山持ちが伐採を控えているためだとのこと。木を切っても今の価格では植えて育てるための費用が赤字になる。我慢の限界に・・・・・・・・・・(中略)
無垢の木を使った家作りに対する関心は若い層にも広がっているだけになかなか思うようにいかないのが残念と。

A一方で、我々のような工務店や小さなネットワークだけでは木材供給量の大幅増につながらないということか、ハウスメーカーにも供給するシステムづくりを林野庁がスタートさせた。
「新生産システム」という新事業には14県が参加しており、住宅用部材を大量に供給体制をつくり、ハウスメーカー側からは、強度や乾燥等で均質の部材を出すように求められ、ヤング率を出すにも現行の平均値は駄目だとなり。

(記事の内容の可笑しなところ)

B自然材である木にはそれぞれ性格があるというのは適用せず、基準以下の材料ははじかれることになれば大いなる無駄が生じる。それがどこまで林業の再生につながるのだろうか。山を育てる費用が還元されるのかは不安が残る。

Cハウスメーカーが採用するとなると、「国産材の家」は当たり前になり、無垢の木を生かすことに奮闘して来た工務店の優位性は相対的に低下するかもすれない。

(最後にこうまとめてある)

D工業化された国産材の家に対抗して、職人が木をうまく使った手づくりの家の優位性をどう出すかが今後の課題となりそうだ。(締めくくる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記事内容から考えられること。

@ 山の再生どころか、山の荒廃に拍車が掛り、益々川下は自然災害の危険が迫り、木を求める声が大きくなればなるほど、国と商社、ハウスメーカーによる国土崩壊の危険性は大である。再生は益々困難になり安く住まいを求める方々がそれを助長することになる。

A 今年度、国が「顔の見える家づくり」登録者に、年間戸数・材積などの調査はその前提による調査で、各県林業行政に強力な圧力を掛けて調査資料のアンケートを出させました。我々弱小グループの基が今度の施策のデータになるようようです。その動きがもう始まっており、県による国産材の勉強会が今日行われる。まず先に設計者を洗脳、即席「木の家」仕込み、お湯をかけたら、直ぐ食べられような、建物つくりを教えるとのこと。

B 戦後大量に植林された木材、ブカブカの年輪にヤング率で計測して揃えるなどはヤボな人間の考えることで、年輪の積んでない木材を「柱」に使うから必要で、変な研究者が建物を知らずに考え出されたもので、ヤング率に達してないと家が持たないという可笑しなことで住まい手を迷わすこと事態が詐欺行為を生んでいるのである。角材の中に年輪がどの位あるかで、そんなことは判るのに可笑しな御国である。

C 何でも大量につくると安いのに、大量につくるハウスメーカーの家は高く、そして短寿命の家を買う住まい手に悲劇が待っている。

(昔からの例えに、「物を知らない者は値を買い」という言葉の通り高いものが良いという意味である。だからCMを出している会社が儲けているからCMを出せる、その手伝いは国ではなく、建てた方々の家からの儲けが化けているだけなのです。これを雪達磨方式商売というのです。雪を求めて「木の家つくり」の分野に来る、そのためには建築法もそれに沿ったものに変わるから見ててください。3年後をめどに伝統構法が誰でも使えるように、何処かの研究所が実験初めています。民間ではなく、御国なそうです。ハハハー・・・・・・笑うちゃう。)

D 所詮、銭儲けからの発想、しっかりした「ものつくり」ではなく、それに踊らされ続ける関係者は長く続かない見本は、戦後の木造建築・林業行政を振り返ると判るじゃないの、100年以上前の家のような考えなく、猫の目行政に付き合わされる。住まい手、つくり手は水に浮かんだ漂流物より悲しい現実を知らず、風任せ行政に流されるのは悲惨であり、そのツケは全部国民自ら背負うと言う事である。

この場当たり行政が、国家国民に大きな犠牲据えている現状に大いに憤慨するものであり、農林漁業の第1次産業を食い潰し、ものつくりの担い手も食い潰した国家などに繁栄などは虚飾の繁栄だと気がつかない国民も哀れである。・・・・・・・・・・・




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