シンタックホーム 菅野照夫
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2005年11月24日

明治の建築家「伊藤平左衛門」の仕事をたずねて

20代の頃、先人工匠について興味をいだき、見学した建物に浄土真宗東本願寺「御影堂」(ごえいどう)明治28年〔1895年〕再建した。〈110年前〉
尾張藩、お抱え宮大工9代目伊藤平左衛門の作である。(文政12年(1829)11月19日〜大正2年(1913)5月11日)
履歴詳細
 http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/13.html?c=16

「明治の建築家が残したもの」http://www.joy.hi-ho.ne.jp/takemark/index.html




正面の長さ76m(約42間)、側面の長さ58m(約32間)、高さ38m(125.4尺)、瓦の枚数175,967枚、畳の数927枚。
世界最大の木造建築です。

気仙大工が明治天皇崩御の時の式典築物に携わった大工佐藤金次郎が、本願寺御影堂の図面があり、正面立面と構造組み図をコピーして所持しています。
また日光輪王寺五重の塔の骨組み図など多数気仙にあったのには驚きです。




過日、何度目かの参詣、築100年が経過で、色々な所に手を入れないと維持できなくなり、2年ほど前から始まった「平成の大修理」工事の中は見学出来ませんが、工事囲い塀に工事の進展を知らせる写真が掲示され、写真に収めてきました。




何時見ても、凄いと思うのはあれだけの木材(大部分が欅の大木材)をよく集めたものだと感心する以外何者でもない。
本当に明治の時代にあれだけ本当にあったと思うのうと、良く運んだものだと、そして欅材の大工仕事は材料が乾燥しても、暴れる木なのによくも納めたものだと、とても自分らの考えでは到底不可能としか言いようがないのが現在の心境です。






そして、御影堂の中は工事中でも入ることが出来、修理箇所の骨格模型、修羅(欅材運搬に使用)、太綱(女の髪を束ねた)などが展示してあり、いつでも見学できるようになっていました。








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2005年11月20日

「住宅建築」11月号−山梨・「木の香」松田俊介氏の「折置組の家」を紹介

[関連したBlog]

毎月、書店から配達される月刊誌「住宅建築」11月号を開いてビックリ、
伝統工法にこだわる「木の家ネット」会員山梨県八ヶ岳山麓で活躍の、
松田俊介氏の作品が、何と中身が凄い事、カラー写真ふんだんに
10ページに亘り掲載されているじゃない。
木の家ネットの会員の方々にも読まれていると思いますが、
地域と国産材にこだわる松田さんの考え方を余すことなく紹介され、
早速本人に電話したところ照れくさそうに余り語らずなところがまたいい男だね。
そしてまだ30代のばりばり、頑張れ「松田俊介」今後が楽しみだな。・・・

「住宅建築」11月号http://www.jutakukenchiku.net/0507ed_voice.html

読まれてない方は、まだ本屋さんあると思いますので、一読してみては。・・・・・・・・・・・・・・・


posted by kanno at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

先人の考え・・・・・・・・

我々、気仙大工の先達が残した民家を、仙台の女性建築家Y女史が、骨組み、土壁などなるべくゴミにせず生かした、高断熱気密民家を見学する機会があり、「梁算段」の見事な骨組みに息をのみました。・・・・・・・・・・・・
現代の建築基準法ではなんと答えるか、強度云々と良く聞きますが、計算だけで持つ住宅を奨励する考えの方に、このような骨組みの計算を本当に御願いしたいものです。






百年から越える民家が、仙台以北、岩手県南(旧伊達領)にはまだまだ多く存在しており、幾多の地震に耐え、凛とした構えの民家が数多くあります。
この民家も、萱葺構造の屋根の叉を取り払い、小屋梁、桁はそのまま生かし、真黒な骨組みを浮き立たせた、仕上げは見事と言うしかありませんでした。




何でもかんでも、東京発のコピーに踊らされた時代はもうとっくに過ぎているのに、地方はまだ、都会の真似をするのが先端の住まいと勘違いする、心の狭さといいますか、追いつき追い越せのCMに踊らされるより、先祖が築いた良さを見直して、次世代に伝えるのが今後の家の建て方ではないでしょうか。
このような歴史の垢といいますか、生活を大事にした考えで住む方が、もっともっと多くある、原風景が存在する地方であってほしいものと願うものです。





御礼
今週になり、この「気仙大工ブログ」に急激にアクセス数が多くなりまして、
一大工の「世迷亊」(気仙語)を、気楽に勝手なことを書いておりますが、
真面目には考えないでください。

只、読んで腹に据えかねる時には、どのようなことでも結構ですので
コメント、ご意見などを御願いします。
今後ともよろしくお付合いのほどを


posted by kanno at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

2005.11.15-AM06:39-三陸遙沖

朝風呂の湯船の中で地震、強くはないがいつもの震動とは違い「津波」がきそうな勘が当り、テレビが大きく取り上げ中である。

日本の中で有史以来、この地域は頻繁に地震があり、強い地震より、弱い地震の時のほうが津波が来る確立が高いのが過去の例です。

今回の地震は我が家から東、300km沖で発生、第1波までの時間から行くと、時速380kmで到達した。
予想とおり50cm高、観測と報道された。

この津波は、これ以上高いのはこないだろうと思う。
何か異常がある時には再度ブログします。

気仙地域の被害はないものと思います。

posted by kanno at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

縁あって、円の見学・・・・先人の素晴らしさ。

誰が考え、誰が作ったのだろう。(耐震壁のない360度開放・地震の時にどうなるだろう?)

東屋の軒裏、ましては4本柱、丸桁を更に丸く組んだ摩訶不思議。
根元が何処から始まったのか、気をつけて見ませんでした。
昔の人の考えの素晴らしさには、敬服するばかりです。




市松模様に張った板張り、どのような細工をしたのか気になりました。
縦目、横目に張ったのに隙間が見えない。
ましては、完全なる外の雨風が当たるところに張ってあるのに不思議としか言いようがない。
ここに自由に座して見たヒトは、複雑な形の屋根と庭との眺めについ、時間を忘れたことだろう。



東屋の縁に背中をあて、ペンが自在に動くをみて感動しました。
只、見ているのみの時間。

屋根の頂点から、屋根の端線は黄金分割の線に見えたのは摩訶不思議、絵を書く方の、姿、形の捉え方は遺伝的な所があるのかなと後で思いました。


円の中からの遠景
色々な形、見事な屋根の暫し眺めていました女性は無言・・・・・・・・・

皆様はどこかお判りでしょう。?
9月のある日に公開されたので見学ができました。

外観のみ、中には入れなくて残念でしたが、間近で見学が出来てよかった。




posted by kanno at 04:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

伝統構法に関する意見交換会

[関連したBlog]

古川様 http://www.doblog.com/weblog/myblog/33449
今回の伝統工法会議ご苦労様です。
全部、自腹の会議に出席と、心より敬意を表します。

ブログの内容を読むと色々な意見がありましたようで、北から南まで気候風土も考慮しない法律は、運用者側のおごり以外の何者でもなく、伝統木造建築を、野球に例えれば外野のライトスタンドに見物に来た方が、試合内容を見ただけで野球内容を作ったとしか思いないのが実感で、せめてもセンターから見ての考えならわかりますが、「法」を考えた方の面子で、伝統工法が抹殺されたのでは、木造建築の長い歴史伝統文化まで否定されたのではたまったものではないと考えます。

中央にいる考えの方には、地方の生活者の事などは眼中にないのが現在の日本国の実情ではないでしょうか。

posted by kanno at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

[上棟式]

近頃の家つくりの考えは、効率と住むために必要以外の飾りの追求に走り、そして建て主の我侭(ママ)がまかり通り、この地上に生まれた新しい命の「器」に感謝することを忘れ、「銭」を払う方の心の狭さには呆れますが(こんな言い方は不味い、でも「金」を払う人に感謝します。)、それは全部とは言いません。
施主の中には意味がわかり、目立たなくても良いから、職人さんに感謝し「上棟式」を行ないたいと言う施主がおり施行しました。
(無駄な経費と大きな声で言う、ハウスメーカーに踊らされ、利益をガッポリ頂かれるは忘れる愚かな、現代人よ、申少し胸に手をあて「上棟」の意味を考えては・・・・・・・・・)

「施主」=意味(建築・造園工事などの依頼主を指す)
「建て主」=意味(自己中心的な建築主を指す)





すまいを造るとは、「依頼主と施工者」の出会いから始まり、依頼主の考えを良く聞いた直接施工する者に、家つくりに「家の魂」が宿しのではないでしょうか。
戦後出来た、「建築基準法」により、法律を理解できる「建築士法」制度に、頭が良く「法」がわかる方の家つくりになり、大工は1分野の職種に成り下がり、「ものつくり」に節目がなくなり、木材の節のない木が良い木と錯覚され、節のある木は良くないと信じ込み、木が育ちには、枝がないと育たないのを知らない現代人よ、人も皆生きていくためには「節目」があるのは、木を含む自然界に生息する、全ての生き物には当たり前のことではないでしょうか。





本当に信頼感ができた「依頼主と施工者」に「上棟」イワユル建前は、第一歩であり、娘がこの世に「誕生」したと言うことではないでしょうか。古民家が長くこのように残ったのは、「施主の感謝の念」と命を賭けた「大工の心意気」が建物に入ったからだといっても過言ではないと信じます。「石」とか「コンクリート」では不可能ですが、「木」のように瞬時に建ち上がる物はないと思う。そして屋根が出来、外回りが囲われ、建物全体の姿が出来、内部の仕事は外側からは見えず運び、着物と同じで中に色々と工夫が入ったのは外側からは理解できなく、木の縦横線、内部空間バランスが良く、長く住む依頼主とその中で育む世代に内部空間は社会に出ての影響は大だと考えます。
そして工事が終り依頼主に、娘を嫁に出すのが施工者かな。

(現代の狭いアパート暮らしは、天井が低く、狭い間取りは人を育てるには不適格な住まいではないでしょうか。)





写真

1.気仙式矢車飾り

2.棟札箱(すべて女性のものばかり)

3.祭壇かざり(なぜかカマスがあります)

4.餅拾い。

なぜ「上棟式」は女ご人かは、後日詳しく言われ掲載します。


posted by kanno at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

「いのちは鼓動から始まる」 17回全国太鼓フェスティバル

緊急報告
本日、11月3日夕方、NHKBS2で
17回全国太鼓フェスティバルが放映されるとの連絡がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メール内容

秋も深まり、岩手は紅葉の美しい季節になりました。

平成元年から創めた全国太鼓フェスティバル

17回目を10月16日開催しました。

明日11月3日 夕方6:00〜6:50

NHK衛星放送 BSUで放映されます。

お時間が有りましたら、ごらんください。

寒さに向かう折 ご自愛ください

住所 岩手県陸前高田市気仙町字町・・・・

TEL 0192−55−32・・・

FAX 0192−55−32・・

 河野 ?????(女史)







2005年11月01日

あたりまえに住むための、あたりまえの仕事。 続

梁桁の組み上げ取り合わせには、蟻落とし工法と渡り顎工法(折置き組)の二つがあり、
主流は蟻落とし工法、また簡単な仕口なので、プレカット工法は100%この工法です。
そして、羽子板ボルトなど使用しての補強が大半ではないでしょうか。その中で「渡り顎工法」などは手刻みの大工さんたちが行っているのが現状です。
渡り顎工法では、梁と桁の取り合わせ部分に段違いが発生するのは、これは解消できませんが梁桁の段違い解消には、桁梁枘差工法があります。この工法は正確に刻むと、組み上げ後は100%と外れることはなく、無理に金物補強を使う必要もなく、楔のみで外れることはありません。
蟻落とし工法などは、完全に金物工法の餌食にされ、大工工法が完全に成り下がり、組み上げ後に危険な桁梁の上で、レンチと電気ドリル、ボルト類を大量に抱え作業しなければならない愚かさは、どう見てもおかしな工法ではないでしょか。

(無理に差し込まなくても、最後の連結の時にピタリとなればすべてOKです。)





桁梁枘差工法とて手抜きを行なったのでは、意味がありません。
枘厚、穴等は吟味して掛からなければならないのは「当たり前」のことです。只、形だけ作って納めたらいけません。現在の大工工事は最低基準法さい、クリアできれば責任がないのがイケないのではないでしょうか。巾の狭い研究者の書き物を読み、設計する輩に大きな危険が潜んでいると考えます。「木」を本当に知って設計している方は何人いるか判りませんが、木に1本1本個性があり、それは現場に携わる方しか判らないのが当たり前ではないでしょうか。
やはり「木」に触れ、叩いて見るとわかるのです。そうすると中がどうなっているか判断が付くのと、水分がどれだけかも含水計を計るのと同様です。
木にせよ、焼き物(陶器)鉄にせよ叩く音で判断が出来るのです。勿論、材木納入時、刻み土場に落とした時の音、穴を彫り貫通後の音と、一つの角材でも日が経つに連れて、中の音が変化しているのです。

(桁と梁が組みあがり、柱重枘に納める所、梁桁がしっかり組みあがらないと最後は収まりません。解体時は逆に持ち上げ楔を取ると簡単に解体出来ます。煩わしい金物撤去などしなくて良いのです。)





今回の組立は、梁間5間、桁4.5間を地上で組み、クレーンで持上げる予定が、クレーンがギブアップし、個々の部材を釣上げ、場所組みしましたが、やはり地上で組むよりは時間が掛かりました。もう1組は3間×3間なのでこれは地上で組み、簡単納めることが出来ました。
安全な組立作業まで考えると、桁梁枘差工法の利点と金物に頼らず出来ることは何よりも良いのではないでしょうか。
前にもブログに書きましたが、「輸入材」の桁梁材に、金物工法は材に含水している海水による塩分で、「ボルト、羽子板」等の腐植が早く進むので、新築時は良くても、将来必ず訪れる「大地震」など災害には効果が半減し致命的であることは記憶に留めて置いてください。そのためにも、国産材を有効に活用した工法と金物に頼らない方法を模索すべきではないでしょうか。

(3間×3間の地上組立、釣上げての組立)





posted by kanno at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
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