シンタックホーム 菅野照夫
   にほんブログ村 住まいブログ 伝統工法住宅へ にほんブログ村 にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へ にほんブログ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅へ にほんブログ村

2005年10月20日

あたりまえに住むための、あたりまえの仕事。

「木の家つくり」して、この頃思うこと「あたりまえ」ということばと、日々の暮らしの中に、「木」が忘れられているのに気がつきました。
なぜかと言うと、数年前まで、ごく普通に大工仕事をしてきたのに、近頃は見ためのみに目が行き、なるべく「楽」をすることに心が働き、そのためにもの凄く「苦労」して金物を使用しての、手抜きを見ていると、なんとも情けないのです。(法が手抜きを奨励、「金」と「金物」の使い方の方向が違うと思う)
何で「物から聞かず」、そしてわからなければ「人から聞けば」いいのにと思うことがあちこちにあります。

「近くの山の木」は長さが自由に取れて、継ぎ手1ヶ所のみ(運送の関係で)







現在、あたりまえの仕事(墨を付け・刻みました。)で日々を暮らしています。只し、構造材、下地材まで、設計書とおりの寸法に加工(2面×2面加工機使用1度で済む)して行うので、スミツケなどは非常に簡略出来、穴掘機(穴サイズ、短枘12×30寸〜長枘16×30寸等)枘取り機なども常に、材の真中に来ますので昔のようにマチマチの寸法と中墨・水平墨などもウタナクテモ良く、勿論材巾から聞くこともないので、「渡り顎」工法などは非常に簡単加工できます。(渡り顎工法、プレカットでは無理?)

足場よくて。




桁梁等の材の成(高さ)と巾ある時は枘の厚みを大きくして組むと、かなりの強度を発揮、「渡り顎工法」で、建前を組立ると、仮の筋交などは全然なくても作業が出来、材巾を少し大きめにすると、組立作業も安全が増し、その上完成の暁には「住む方」が、徳するのではないでしょうか。(渡り顎工法は、建具障子の組子を組んだ時と同じで、力を変形に加えても常に元に戻る作用があります)

隅柱、土台に重枘と土台木口ステン金輪に建前後込み栓差し




基準法を作成した方々の考えには、接合や引っ張りに「金物」を使用するように法整備(そもそもが手抜き工法の「奨励法」)されていますが、渡り顎工法ではどのような金物が良いのか謳っていないのです。まあそのような変な金物を考える研究者が、今後出ないとも思いませんが(?)、木と木を組むのに「鉄」を一緒にするとは、木を知らないヒトの発想と、「木を加工する職人」を否定する以外の何者でもなく、もちろん「立ち木」の伐採、運搬、製材、大工の加工と「鉄」がなければ、木が生かされないのです。しかし最後に木が収まる時には鉄の力を借りなくても、長く生きていくことが出来るのは奈良時代の建物を見るとワカルではないでしょうか。

桧土台、杉の大引(赤味心材)共に4寸角,
何で4寸かと言うと床束間隔が6尺に出来、
床下の空気の流れを遮断しないためと
防腐剤が不要、昔の石の上の土台に杉の
赤味材が多く使われ、100年以上耐えていた。


今日も作業が無事終わり、茜色の夕暮れに明日も天気が良いようで、ありがたやありがたやの日々。





posted by kanno at 04:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 木造建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

「いのちは鼓動から始まる」 17回全国太鼓フェスティバル

来る、10月16日地域の活性化をもくろみによって始められた。
第17回全国太鼓フェスティバルが当地陸前高田市において開催される。
平成元年から数えて、暦とおり17回となり、今年も全国から数多くの地域太鼓グループが出演します。
この大会に出演したいグループが多くて、主催側が嬉しい悲鳴をあげてる状態です。
当日は徹夜組を含む多くのファンで会場はいつも満員なのです。

17回全国太鼓フェスティバルーHP
http://www.3riku.jp/taiko/

「いのちは鼓動から始まる」の「元祖」河野和義、町内の同年生

http://www.epix.co.jp/akibappa/cm/cm3.html

一部HPから抜粋します。

毎年、NHK衛星TVで放送されてきましたが、本年は?????????





入場券は、毎年デザインを変えて当地の「気仙杉」で造られた板の入場手形です。

第1回の時、知人を通して頼まれ3千数百枚加工したのを記憶しております。
とにかく、サイズが小さく枚数の多さと板の乾燥に、加工場の屋根に板をしき並べたのを思い出します。

■全国太鼓フェスティバル
 人は、母親の胎内で心臓の鼓動を聞きながら育まれ、生まれてきます。その命の鼓動に通じる太鼓の響きが、人々の心に深い感動と感銘を与えてくれます。そこから「命は鼓動から始まる」という全国太鼓フェスティバルのメインテーマが出来ました。そして、人が生きていくために必要なもの、それが緑と水です。命が鼓動からはじまるとすれば、緑と水はいわば鼓動の原点。そんな発想から「松の緑と太鼓の海鳴り」というサブテーマが出来ました。




色々な形がユニークで、毎回聞きにいってる方の家に行くと茶の間などに多くかけられているのを目にします。

今年■平成17年全国太鼓フェスティバル出演予定団体(順不同)

全国区 ○ 新崎樽ばやし連 ( にいざきたるばやしれん ) (新潟県新潟市)
○ 上州八木節会 ( じょうしゅうやぎぶしかい ) (群馬県伊勢崎市)
○ 手取亢龍若鮎組 (てどりこうりゅうわかあゆぐみ) (石川県川北町)
○ 園田エイサー ( そんだえいさー ) (沖縄県沖縄市)
○ 英哲風雲の会 ( えいてつふううんのかい ) (東京都渋谷区)
○ 批魅鼓 ( ひみこ ) (埼玉県さいたま市)


東北地区 ○ 大館曲げわっぱ太鼓 ( おおだてまげわっぱだいこ ) (秋田県大館市)
○ 愛宕陣太鼓連響風組 ( あたごじんだいこれんきょうかぜぐみ ) (福島県福島市)
○ 氷上太鼓 ( ひかみだいこ ) (岩手県陸前高田市)
○ 気仙町けんか七夕太鼓 ( けせんちょう けんかたなばただいこ ) (岩手県陸前高田市)




過去の出演団体

●北海道
山口太鼓流北海若衆太鼓(江別市)
巴太鼓(函館市)
地獄太鼓(札幌市)

●青森県
山鳴:ねぶた囃子と津軽三味線(青森市)
龍神太鼓(青森市)
津軽情っ張り太鼓(弘前市)

●岩手県
松川一の宮太鼓(西根町)
澤目獅子踊り(盛岡市)
盛岡さんさ踊り(盛岡市)
古典さんさとおしき舞(盛岡市)
都南太鼓(盛岡市)
中野七頭舞(岩泉町)
野岳太鼓(室根村)
二子鬼剣舞(北上市)
金津流梁川獅子躍(江刺市)
山口太鼓(宮古市)
宮古あばれ太鼓(宮古市)
時の太鼓(一関市)
陸中弁天虎舞(大槌町)
長安寺太鼓(大船渡市)
大船渡商工会議所婦人太鼓(大船渡市)
気仙町けんか七夕太鼓(陸前高田市)
氷上太鼓(陸前高田市)
奥州野岳太鼓(室根村)
鼓(TUZUMI)(室根村)
水沢地方太鼓連(水沢市)
原体剣舞(江刺市)
馬渕川源流太鼓(葛巻町)
ナニャドヤラ(大野村)
なもみ太鼓(野田村)
さんさ伝承会「太田太鼓」(盛岡市)
佐比内金山太鼓(紫波町)
岩崎鬼剣舞(北上市)
黒澤博幸&幸山会(盛岡市)
種市海鳴太鼓(種市町)

●新潟県
新崎樽ばやし(新潟市)
佐渡鬼太鼓(佐渡畑野町)

●秋田県
花輪ばやし(鹿角市)
角館飾囃子(角館町)
やまばと太鼓(秋田市)
なまはげ太鼓(男鹿市)
大曲太鼓道場(仙北町)
RANDO「蘭導」(仙北町)
菖蒲太鼓(仙南村)
横手ばやし(横手市)
大館曲げわっぱ太鼓「忍」(大館市)
西馬音内盆踊り「北の盆」(羽後町)
角館おやまばやし

●山形県
酒田北前太鼓(酒田市)
花笠太鼓(尾花沢市)
祥雲御山太鼓(朝日村)
太鼓道場「風の会」(酒田市)

●宮城県
八幡太鼓(気仙沼市)
伊達の黒船太鼓(雄勝町)
米山丸山太鼓(米山町)
涌谷太鼓(涌谷町)
鼓響塾(小牛田町)
駒の会(小牛田町)
陸前太鼓(古川市)
白鶯太鼓鶯鳴会(鶯沢町)
高倉蘖太鼓(古川市)
渦UZU(小牛田町)
利府太鼓(利府町)

●福島県
霊山太鼓(霊山町)
奥州猿羽根流一門福島桃媛太鼓(福島市)
安達太良太鼓(本宮町)
飯豊権現太鼓(山都町)
奥州須賀川松明太鼓(須賀川市)
愛宕陣太鼓連響風組(福島市)
標葉せんだん太鼓(双葉町)
和紙の里和雅美太鼓(安達町)
愛宕陣太鼓連響風組(福島市)
塙祭ばやし保存会(塙町)
●茨城県

祭囃子習得下館若囃組(下館市)
常陸乃国ふるさと太鼓(つくば市)
下館若囃太鼓(下館市)
●東京都

大相撲やぐら太鼓
ジョージ川口
助六太鼓(文京区)
江戸囃子恭の会
鼓代神(青梅市)
太鼓集団 天邪鬼
東京打撃団
芸能山城組
八丈太鼓(八丈町)
レナード衛藤
大江戸助六太鼓(千代田区)
●群馬県

上州八木節(伊勢崎市)
まむれ太鼓(前橋市)
上州藤岡上杉管領太鼓(藤岡市)
●長野県

青木村義民太鼓(青木村)
聖太鼓(麻績村)
小口大八(岡谷市)
御諏訪太鼓(岡谷市)
鼓楽 響楽舎(岡谷市)
信濃国松川響岳太鼓子供会(松川村)
むげん隗(伊那市)
●石川県

御陣乗太鼓(輪島市)
志賀疾風太鼓(志賀町)
辰巳こんころ太鼓(金沢市)
大場潟乃太鼓(金沢市)
焱太鼓(松任市)
共栄太鼓風雅(小松市)
九谷太鼓保存会・雷仁(寺井町)
打族 Da-zoku(小松市)
●福井県

OTAIKO座明神(織田町)
はぐるま太鼓(武生市)
越前権兵太鼓(今立町)
●広島県

東広島次郎丸太鼓(東広島市)
●島根県

掛合太鼓(掛合町)
●山口県

下関平家踊り保存会八音会(下関市)
●千葉県

下総乃国銚子はね太鼓(銚子市)
四街道太鼓みかさ会(四街道市)
●神奈川県

武蔵野太鼓(川崎市)
相模龍王太鼓(相模原市)
相州飛龍太鼓(相模原市)
相州海老名東柏太鼓(海老名市)
小田原北條太鼓(小田原市)
箱根太鼓(箱根町)
鼓粋(横浜市)
JU-ZO(横浜市)
和太鼓 十三(横浜市)
相州平塚七夕太鼓(平塚市)
川崎大師名物とんとこ飴切り(川崎市)
●埼玉県

秩父屋台囃子(秩父市)
高野右吉と秩父社中(秩父市)
龍虎太鼓・技響舞(川口市)
●静岡県

富岳太鼓(御殿場市)
天城連峰太鼓(天城湯ヶ島町)
●山梨県

東富士七里太鼓(道志村)
古関観音太鼓(下部町)
甲州ろうあ太鼓(若草町)
●富山県

福光町もちつき太鼓(福光町)
越中大島太鼓(大島町)
●岐阜県

郡上宝暦義民太鼓(白鳥町)
養老象鼻山太鼓(養老町)
●愛知県

尾張新次郎太鼓(名古屋市)
海東流神楽太鼓(蟹江町)
志多ら(東栄町)
●三重県

熊野鬼城太鼓(熊野市)
中部近鉄百貨店諏訪太鼓(四日市市)
●奈良県

和太鼓 倭(明日香村)
●京都府

久世六斎念仏(京都市)
●兵庫県

JDO一路(川西市)
●岡山県

倉敷天領太鼓(倉敷市)
●香川県

善通寺龍神太鼓(善通寺市)
●福岡県

小倉祇園太鼓(北九州市)
●長崎県

轟太鼓(高来町)
瑞宝太鼓(瑞穂町)
●宮崎県

橘太鼓「響座」(宮崎市)
華太鼓かんなの会「ふじ組」(延岡市)
●高知県

韮生太鼓(香北町)
●大分県

豊の国ゆふいん源流太鼓(湯布院町)
ゆふいん源流少年隊(湯布院町)
●鹿児島県

霧島九面太鼓(牧園町)
山川ツマベニ少年太鼓(山川市)
●沖縄県

總管太鼓(嘉手納町)
名護桜太鼓(名護市)
園田エイサー(沖縄市)

●インドネシア

ヤマサリ(バリ島)
●セネガル

サマヤイ
●韓国

金徳洙「サムルノリ」

時間の都合の付く方は、1度聞きに来ては如何ですか。
今年は無理ですが、入場手形を準備できるかも??????





2005年10月03日

伝統構法―木組み(改良仕口)

明治時代に建てられた民家の解体から学んだ結果、民家は総持(そうもつ=意味―全体の骨組みが繋がっている)構造で長い歴史において、造られてきたのは今更説明するのは野暮なことですので・・・・・・・・。

昭和20年代に出来た建物の「法」は第二次世界大戦の戦後のドサクサの中で、住まいつくりを何とか真ともにと考えて作られたのだと思いますが、当時の生活の貧弱の中から、取りあえず最低基準をとつくるのに考えた、「法案」つくりはさぞかし大変だったと想像します。

当時の「基準法」作成時、部材が現在(今でも細いかな)と比べてかなり細い材木使用して家つくりであったのは事実です。建築設計者は法規に従い、計算上は安全と結論つけますが、果たして地震・強風に大丈夫と言い切れるでしょうか。





● 隅柱に「ホールダン金物」を使用して柱が土台からの浮上がりを抑えるのは、桁梁などに使用した木材の仕様に間違いがあり、ある程度大きさの長材を使用すると問題は解決できるのではないでしょうか。
勿論それでも不安なら、土台下から桁上までの鉄筋ボルトを近くの鉄工場などで加工されると良いと思います。その方が「ホールダン金物」を使用しての施工より、引き抜き強度が強く、釘・ビスなどの金物等を滅茶苦茶に取付け、大きな地震の時に取付け柱の破損しないの方が良いと思います。

(垂直材と水平材の金物固定は、大工に手抜き工事を奨励していると同じで、適切な材料の使用、施工を正確に行なうと金物の補助はいらない。安易な金物使用は愚かなことです。)

(土台下に取付けるナットは座金一体で市販されており、土台敷の時に取付けると建前工事に鉄筋ボルトを取付ける簡単に施工が出来、隅柱に過大な負荷を架けなくても・・・・・・・)





● 隅柱施工、もう一つの施工として、隅土台の桁行方向と梁行方向の施工を改良して、隅柱の枘を土台下まで貫通して込み栓止めとする。それには込み栓の箇所が引き抜きによる破断を抑いる方法として木口にステンレス金輪を嵌めて、割れを抑えると込み栓が充分な力を発揮するのです。





● 法規は、垂直荷重のみに視点が行き、横架材の材巾不足を補うため火打ち梁などで強度を保つのも、材巾を150o(五寸)以上に設定すると横揺れなどにも強くなっていくのではないでしょうか。
伝統建物などは開放開口部を大きく取っている「木組み」の組み方を見ると理解できます。先人の建てた民家の台所上などに大きな火打ち梁(気仙では「隅紅梁」(スミゴオリ)と呼ばれている)が一箇所取り付けてあり、建物の妻・後側に大きく壁を取ってあるのと小屋組みの水平構造を利用して建てているのです。

近頃大きな地震に弱いと称して「耐震診断・補強」を、行政と建築関係者が色々と調査指導を「法」に基づいて、行っているのに疑問に思います。
第二次世界大戦以前に、地元の大工棟梁の建てた建物まで「現法規」で縛るのは法の乱用に外ならず、貧弱な工法・施工なら別ですが。行政の説明責任と現行法規のみしか理解できない建築関係者の「耐震診断」と補強工事は逆に既存の建物の弱体に繋がるのでないでしょうか。





● 年代的に地震に弱いと思われるのは、戦後から20数年経たオイルショックの時代、昭和40年以降のが、一番危険性が高く、当時経済状況、隣の庭が大きく見えますのCMなどで国民を煽った時代、手抜き工事が多く発生したのが記憶にあり、住まいつくりの視点が大きく変わったのもこの時代以降、そして「住宅金融公庫」の融資に現行法規で強制的に指導した行政に大きな問題があったのと、昭和53年の宮城県沖地震を継起に「法」の見直しが、益々伝統構法の抹殺に拍車が掛かったと思います。

写真 
1 市販丸座(現在は改良されております)

2 据付た状態 15oキリで少々きつい状態

3 13o鉄筋ボルト1本でも可、隅に2箇所ならもっと安全

4 隅土台仕口改良、込み栓方向の土台まで差しておさめる

5 柱、重枘差 土台木口から金輪で割れ留めする。

 



posted by kanno at 05:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 気仙大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。